NEXCO中日本がフジ番組で謝罪と説明 SAグルメ紹介「テレビ局の事情でこの時期に放映…大変残念」

[ 2020年5月2日 15:36 ]

フジテレビ社屋
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 1日に放送されたフジテレビのバラエティー番組「ウワサのお客さま」(後7・00~9・55)について、NEXCO中日本(中日本高速道路株式会社)が同日、公式サイトにリリースを発表。新型コロナウイルス感染防止で外出自粛要請が続く中、高速道路のサービスエリアの「東名高速SAグルメ食べつくしツアー」という内容が放送されたことを謝罪し、「テレビ局の事情により、この時期に放映されましたことを大変残念に感じているところです」との見解を明らかにした。

 約3時間の特番のコーナーのひとつだった「東名高速SAグルメ食べつくしツアー」は、タレントら5人が東京から名古屋の6サービスエリアを訪ねて「68店舗74品総重量29キロを食べ尽くすという大食いバスツアー」という内容。コーナーの冒頭、「外出自粛の今だからこそ、ご家庭で番組をご覧になってお楽しみください」とのナレーションが流れ、「不要不急の外出や帰省や旅行など都道府県をまたいでの移動は控えて下さい」のテロップも再三表示された。「※3月に撮影されました」と、緊急事態宣言前にロケが行われたことも明示された。

 NEXCO中日本は同番組について、放送前後に2度にわたってリリースを発表。放送後のリリースでは、「国民の皆さまが一丸となって新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組んでいただいている中、この番組をご覧になられて、ご不快に思われるお客さまも一部でいらっしゃったのではないかと懸念しております。ご不快に思われたお客さまには、お詫び申し上げます」と謝罪し、「本放映にかかる取材や撮影は、緊急事態宣言発令前に実施されました」と説明。加えて、「弊社としましては、新型コロナウイルスにかかる事態が終息した後に放映されるべきと考えており、その旨テレビ局に再三申し伝えておりましたが、テレビ局の事情により、この時期に放映されましたことを大変残念に感じているところです」とフジテレビ側に放送延期を申し入れていたことも明らかにした。

 同社のサービスエリアでは「現在、番組で取り上げられる店舗を含め、多くの店舗で営業休止や営業時間の短縮」を行っていることを伝え、「お客さまにおかれましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出を控えていただくとともに、特に帰省や旅行など都道府県をまたいでの移動は極力避けていただきますようお願いいたします」と外出自粛を呼び掛けている。

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2020年5月2日のニュース