久米宏「覚悟はしていたんですけど…」元同僚で麻雀仲間だった小島一慶さんをラジオで追悼

[ 2020年5月2日 15:11 ]

フリーアナウンサー・久米宏
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 フリーアナウンサーの久米宏(75)が2日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」(土曜後1・00)に出演。TBS局アナ時代の元同僚で、肺がんのため4月23日に75歳で他界したフリーアナウンサーの小島一慶(こじま・いっけい、本名一慶=かずよし)さんを追悼した。

 久米は4月25日の前回放送で、心不全のため同23日に96歳で亡くなった俳優の久米明さんについて番組冒頭で触れ「僕の父親だっていう説が一時流れてましてね…それは事実ではないんですが。僕が勝手に“お父さん”と。心の中で思ってたんですが」としのんでいたが、この日も番組冒頭から小島さんの訃報について触れた。

 「(前回放送翌日の)日曜日になって、久米明さんと同じ日に小島一慶さんが亡くなっていたっていう話を聞いて。まあ、僕は覚悟はしてたんですが…」と切り出した久米。小島さんとは同じ年齢(入社は久米が1年先輩)で10年ほど同僚として過ごし、非常に親しい麻雀仲間でもあったと関係を説明し、互いに30歳だった1975年3月に放送された共演番組の音源を披露。さらに小島さんがここ10年ほど俳句に凝っていて、久米にも句集を送って来ていたことを明かした。

 そして、昨夏に送られてきた歌集のあとがきで、小島さんが妻の検査に付き合う形で検査を受けたところ、問題のなかった妻とは違って夫である小島さんにステージ4の肺がんが見つかったことなどについて明かしていたとし、「写真に写る右の肺はほとんど真っ白だった。これでは友達のオーディションに付いていって、こっちが主役の座を射止めたようなものである。平成30年7月6日のことだった」「ステージ4の告知に少しも動じない自分が不思議だった」「治療計画を聞いたらまるで必ず始まりと終わりのある夏休みの計画でも聞いているような、そんな気分だった」などとその内容も明かした。

 「去年夏にこれをもらって覚悟はしていたんですけど…」と久米。「同い年の人が亡くなるとね…いけませんよね…」と寂しそうな声でつぶやき、10分にわたった小島さんとの思い出話を切り上げた。

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2020年5月2日のニュース