古舘伊知郎 報ステ後任の富川アナを擁護 悪者探しの風潮に「いい加減にしてもらいたいと思うんだ」

[ 2020年5月2日 10:00 ]

フリーアナウンサーの古舘伊知郎
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 フリーアナウンサーの古舘伊知郎(65)が1日のニッポン放送「古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD」(金曜後10・00)で、新型コロナウイルスに感染したテレビ朝日の富川悠太アナ(43)に対するバッシングを批判した。

 古舘は、緊急事態宣言による外出などの自粛が長期化する中、国民に「悪者を探し」のムードがあると持論を展開。「悪者を探して、そこでストレスを発散するっていう心理、止めた方がいいと思うよ」と呼び掛け、一例として「有名人叩きもそうだと思うんだよ」と語り始めた。

 「富川なんか典型的な例だと思うよ。俺、富川好きだからこうやって言うんだよ。それは差っ引いてもらってもいいけどもさ」と、16年に「報道ステーション」のメーンキャスターを引き継いだ局アナの名前を挙げた。

 元テレ朝アナウンサーの立場から見ても「富川だって落ち度はあったよね。我慢しちゃって、一旦熱が下がったからって。そこは一旦ひくべきだったっていうのも、もちろん分かるけど」と、一度発熱したものの“報ステ”には出続けたことに批判の声もあることは理解。

 そのうえで「責任感強くて“自分は休めない”と思った時、ついつい一歩踏み間違えてしまうことってあるじゃん。それを、絶対ごめんなさいって思いになっている人を、何で“打つ”んだろうな」と富川アナを擁護した。

 バッシングを浴びせる人たちへ「何だかんだって、人を“打つ”のはいい加減にしてもらいたいと思うんだ」と不快感を示し、「それよりも、無理やり悪者探しでそんなに言わないでいいところを言うんじゃなくて、しっかりと我々は国の政策予算とか補正予算とか、そこにチェックの目を光らせるのが一番大事」と主張した。 

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