ナイツ塙、R-1審査方法に疑問「あれはダメでしょ」「点数にしてあげないとちょっとキツい」

[ 2020年3月15日 18:33 ]

お笑いコンビ、ナイツの塙宣之
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ、ナイツの塙宣之(41)が14日放送のTBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に出演。今月8日に行われたピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2020」の審査方法について「あれはダメでしょ」などと指摘、疑問を呈した。

 お笑いコンビ、マヂカルラブリーの野田クリスタル(33)が優勝した同大会。2018、19年の「M-1グランプリ」で審査員を務めた経験を持つ塙は、「あれは難しいですよね、R-1」と切り出し、「審査員が3票を持っているのが、ちょっとどうなのって思う。あのシステムを頑なにやる意味が分からないし、点数にしてあげないとちょっとキツいよね」と持論を展開した。

 大会は、各審査員が持ち票・3票を面白いと感じた芸人に振り分けるスタイルだった。「M-1」の決勝・ファーストラウンドなどは、審査員が100点満点で得点をつける点数制だ。「点数だったらさ、大体85~100くらいの差になるじゃない。でも、あの1票の差って取り戻せないもんね」と塙。1票の持つ価値の大きさを説き、「点数にしたら85点、84点、83点くらいだとするじゃん。だけど(R-1だと)1票入れなきゃいけない、そうすると、1、1、1に。同じ点数をつけているってことになるわけじゃん」と説明した。

 点数をつけることの意味については、「原始時代とか、マンモスを食べたい人とかが、石を3つ持っていたけど、これだと決まらない。だから、この人は82点とか、数字を人類が作って細かくやるというのを、知恵で作ってきた」と述べた。続けて、「それを戻しているからさ、あれはダメでしょ。3票とかやっちゃったらさ、トータルで争わないと」とコメントした。

 熱のこもった話しぶり。相方の土屋伸之(41)から「R-1批判と受け止めてよろしいでしょうか?」とツッコまれると、「批判じゃないですよ」としょんぼり。塙は、漫才など複数で行うネタを例に挙げ、「複数でやるやつってさ、結局人のところにあまりいかない。1人って、ネタよりも人の方にいっちゃうんだよね、人の面白さのほうにいっちゃう。う~ん。難しいね、R-1ぐらんぷりの審査は」としみじみ、話していた。

続きを表示

2020年3月15日のニュース