橋下徹氏 新型コロナ感染拡大に持論「最終ゴール」とする見解とは…

[ 2020年2月29日 15:59 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(50)が29日放送の関西テレビ「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)に出演し、新型コロナウイルス感染拡大について言及。「最終ゴール」とする自身の見解を示した。

 橋下氏は季節型のインフルエンザを例にとり、「国内で1000万人感染者が出るんです。インフルエンザを原因として1万人が亡くなられているんですよ」と指摘。新型コロナウイルスの「感染を0にするとかは無理」とした上で、「最後はインフルエンザと同じように扱う社会を目指すんだけど。今のこの時期には薬もないしワクチンもないし、対応方法がはっきりしていないから、ウワッて広がるところを止めることが必要なんです」と語った。

 ウイルスに対する抗体を持つことが大切とも。「満員電車はどうなんだって言うんですけど、そういうことではなくて、ジワッと感染させていくのが1番いいんです。感染させることによって、みんな抗体を持つんですよ。感染症っていうのは何で落ち着くかというと、みんな抗体を持つから落ち着いていくんです」と橋下氏。「だから最終ゴールは、これは通常のインフルエンザの、亡くなる方には申し訳ないけど、実際に1万人はインフルエンザで亡くなっているんだから。そういうものだとして社会が耐えれるようにならなきゃいけない。今は時間稼ぎのために大騒ぎすべきだと思うけども、最終的には耐えられるような社会にしないと」と持論を展開した。

 一方、政府がイベントの自粛を要請したことについてもコメント。「要請じゃだめなんです。これは日本のいつものあいまいなことなんですけど、もしイベントをやめるんだったらやめるということを政府が決定して、その分お金については補償するってワンセットでやらきゃいけない」と話していた。

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2020年2月29日のニュース