出川哲朗 「電波少年」ロケで出された衝撃のカンペに「忘れもしない」

[ 2020年2月29日 15:16 ]

出川哲朗
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 お笑いタレント出川哲朗(55)が28日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)に出演。日本テレビの伝説のバラエティー番組「電波少年」シリーズ(1992~2003年)でのロケで出されたという衝撃の“カンペ”を明かした。

 この日は「中居と友達だから盛り上がり過ぎて収まらなかったSP」として放送。放送コードギリギリの過激な内容で人気を集めた同番組シリーズで、出川はまだ若手芸人だった頃、同番組のアポなしロケに参加。出川は「電波少年は本当に頭のおかしい人たちが作ってる。本当にひどい番組…」と吐露。「すごい簡単に言うと、バラエティーで戦争中の国に行かされるんですよ」と訴えた。

 「その時は国連の代表が明石さんという日本人だったんです。明石さんに明石焼きを食べさせに行くという、それだけのロケ。それもアポなしで…。ロケハンなんてできない。なぜなら戦時中だから。今なら絶対にやれない。本当のリアルなアポなしなんで、アポも取ってないし、よくできたなって」と当時を振り返り、苦笑するばかり。その中でも衝撃だったのが同行ディレクターからのカンペだったようで「忘れもしない。『撃たれて!』ってカンペ出されて…おいしいから」と告白。これにはスタジオから「嫌だよ」「信じられない」と驚きの声が上がった。

 そんなつらい番組への参加の弊害は「街で松村狩り、出川狩りが本当に始まるんです。渋谷とか新宿に行くと、なぜか出川と松村は狩っていいってなっちゃう。俺、狩られちゃうんですよ」と出川。「ロケじゃなく、プライベートで。狩られちゃうんですよ。狩り。本当に地獄でしたね。渋谷とかでもロケできない。最初は笑ってるけど、そのあとだんだんチーマーが『出川はロケやってんぞ』って近づいてきて、早歩きのところ、50人ぐらいのチーマーが(追ってくる)。もうアメリカのギャング映画ですよ。本当にそれが日常だったから」と回顧した。さらに、自宅にも毎晩のように来られたといい、つらかったことを明かした。

 それでも番組に出続けた理由を聞かれた出川は「本当に頭来たけど、スタジオがウケるんだよ。それが性(さが)なんで」と笑っていた。

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2020年2月29日のニュース