八代英輝氏 マスク高騰に「通常価格の5倍以上は暴利行為」

[ 2020年2月6日 11:14 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(55)が6日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。新型コロナウイルス感染が拡大する中、使い捨てマスクの品薄状態が続いていることに言及した。

 フリマアプリ大手「メルカリ」では、定価を上回るマスクが多数出品されている。1袋7枚入りで定価405円のマスクが、2袋9万9999円で出品されるなど、100倍以上の値段が付けられた商品もあった。メルカリなどは利用者に適切な範囲での出品や購入を要請している。

 八代氏は「品薄の状況で生産が滞っているのはやむを得ないのかもしれませんけど、けしからんのは暴利行為による転売行為」と指摘。フリーマーケットアプリで見たところ、非常に高額でマスクを売っているとし「例えば学校ですとお子さんがマスクしないと学校に来ないで下さいって言われてしまうんで、しようがなく高く買ってるって方もいらっしゃると思うんですけど、民法の規定では通常価格の5倍以上で売るような場合を暴利行為といって、公序良俗違反で無効とするという判例もある」と話した。

 そして「ですから完全になくしてしまうと多少高くても欲しいという人に手が届かなくなってしまうでしょうけど、いくら何でも5倍以上の値段つけてるものは、そのマーケット運営者側で規制すべきだと思う。100倍っていうのはいくらなんでも…そんなことを許すのは」と語気を強めた。

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2020年2月6日のニュース