民放初の赤ちゃん向け番組 テレ東「シナぷしゅ」4月レギュラー化決定!12月に大反響

[ 2020年2月6日 07:00 ]

レギュラー化が決定した赤ちゃん向け番組「シナぷしゅ」のロゴ(上)とキャラクター「ぷしゅぷしゅ」(C)テレビ東京
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 民放初の「赤ちゃん向け番組」として、テレビ東京が制作し、昨年12月16~20日に放送した「シナぷしゅ」が4月からレギュラー化されることが6日、分かった。5日間の放送ながら反響が大きく、視聴者からレギュラー化を望む声が多数届いたため実現。4月6日スタートで、毎週月~金曜午前7時35分~8時の放送に加え、夕方5時30分からの再放送も決定した。コンテンツ統括プロデューサーの飯田佳奈子氏は「応援してくださった視聴者の皆さんの声に応えることができて、とてもうれしいです」と喜び「同時に、レギュラーで制作・放送し続けることにプレッシャーも感じています」と気持ちを新たにしている。

 0~2歳の乳幼児を対象にした番組はNHKが1996年からEテレ「いないいないばあっ!」(月~金曜前8・25)を放送しているが、テレ東による昨年12月の“トライアル放送”が民放初の試みだった。視聴率の対象外だからと、民放が手を出してこなかった知育番組の領域にテレ東がチャレンジ。レギュラー化決定と早くも実を結んだ。

 テレビ東京の小孫茂社長(67)も10月の定例会見で「視聴率よりも我々が見逃していた部分がある。何でも試してみる局として挑戦しようと新しいプロジェクトを立ち上げた。将来、レギュラーになることは大いに期待したい」と語っていた。

 オンエア直後から「1週間だけの放送とは知らなかった!是非レギュラー化を」「息子が大ハマりしました!泣く子も黙る『シナぷしゅ』。是非また放送してほしいです」「子どもに大ウケでした!子どもが『シナぷしゅ』を見ている間は家事がはかどります」などと大反響。赤ちゃんがいるパパママたちのニーズがレギュラー化への大きな後押しに。また、インターネット配信やイベントなど、放送以外に多角的な展開が将来的に見込めるコンテンツということも、レギュラー化決定の大きな要因となった。

 飯田氏も「番組公式SNSにたくさんの声が届き、大きな反響があったおかげでレギュラー化が決まりました。個人的には、帰宅途中のバスの中で前の席のお子さんが『“シナぷしゅ”見る!』とYouTubeで番組を見ていた時、一番実感として手応えを感じました」と実体験を明かした。レギュラーでも、YouTubeなどで配信を行う。

 10コーナーのうち、「どうぶつ落っちんぐ」(クラッシック音楽に合わせて動物たちが鳴き声を上げる音楽ゲーム)と「がっしゃん」(「連結」を「がっしゃん」という言葉に置き換え、身の回りのいろいろな「がっしゃん」を見つける)が人気。レギュラー化に際しては、視聴者からの届いた膨大な数の意見も番組作りに生かす予定。

 また、乳幼児の発達メカニズムを日々研究し、大ヒット絵本「もいもい」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)も手掛けた「東京大学赤ちゃんラボ」が引き続き、番組監修に協力。乳幼児に12月放送分を見てもらって調査を行う方針で、そこから得られた知見も活用予定。言葉にはならない“赤ちゃんの意見”も聞きながら、コーナーを一部刷新。より0~2歳児にフォーカスしていく。

 飯田氏は「トライアル放送時は我々制作者の思いが強すぎて、あれこれ詰め込みすぎてしまったというのが反省点。また、やや“大人目線”の部分もあったかと思いますので、4月からは、より“赤ちゃん目線”を大切に制作していきたいです。トライアル放送時に視聴者の皆さんから頂いたご意見を吸収し、『シナぷしゅ』は大きく成長しました。テレビの前の赤ちゃん全員がいわば『シナぷしゅ』のプロデューサーです。これからもみんなと一緒に大きくなっていきたいです。パワーアップした『シナぷしゅ』に是非ご期待ください!」とアピールした。

 もともとは「赤ちゃんにテレビやスマホの動画は見せていいのか?」などの疑問を持った育児奮闘中のテレ東社員が「赤ちゃんにも良質な動画コンテンツを提供したい!」と“赤ちゃんプロジェクト”を始動。コンテンツ統括局編成統括部の飯田氏を中心に、制作局CP制作チーム・工藤里紗氏、アニメ局ビジネス促進部・岡林曜子氏、総合編成局アナウンス部・松丸友紀アナウンサー(38)らが部局の垣根を超え、プロデューサーに名を連ねる異例の制作態勢を採った。レギュラー化にあたり、プロジェクトを拡大する。

 番組名の由来となった「シナプス」とは「脳の神経細胞と神経細胞の間にあるつなぎ目のこと」。赤ちゃんの世界が「ぷしゅ」っと広がり、パパママの肩の力が「ぷしゅ~」っと抜ける番組を目指す。

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