「鎌倉殿の13人」主演・小栗旬は「大河ブランドを背負える役者」 ダークヒーロー北条義時演じる

[ 2020年1月8日 18:12 ]

2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で主演を務める小栗旬(左)、脚本の三谷幸喜氏
Photo By スポニチ

 NHKは8日、東京・渋谷の同局で会見を行い、2022年に放送される大河ドラマ第61作は、鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を主人公とした「鎌倉殿の13人」、主演は俳優の小栗旬(37)、脚本は三谷幸喜氏(58)に決まったと発表した。小栗は大河初主演。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3回目の大河脚本に挑む。

 制作統括の清水拓哉氏は主演の小栗を提案したのは三谷氏であることを明かし、「(小栗には)大河ドラマに何本も出ていただいて、それぞれ魅力的な役を演じてくださっている。ある種、満を持してじゃないですけど、大河ドラマも61作目。そのブランドはしっかり表現していきたいし、大事にしていきたい。それを背負える役者さんって誰なんだろうと(考えた)。それは、小栗さんはスケールの大きさ、これまでの大河で何人も演じてこられたので文句ない」と力を込めた。

 小栗が演じる北条義時という人物について、三谷氏は「めちゃくちゃダーク。こんなダークの主人公が日曜の夜8時に描いていいのかと。そんなダークな主人公を明るく楽しく描いていきたい」と笑った。清水氏は「(今回の作品は)決断のドラマになっていくと思う。いろいろなポイントで義時は決断を下していく。その中で、やらなければやられるというのが中世のリアル。そこで自分の家族だったり、自分の身を守るために非情な決断もしていく。決断をしてうまくいくこともあれば、失敗することもある。その僕らは日頃やっていることと同じ。いろいろな決断をしないといけないときにドラマが生まれる。その決断の内容がものすごく重い。相手をだまして裏切って、滅ぼしてということは義時の場合はある。そういうことを描くのが歴史劇の醍醐味。それでドラマの強度が強くなる。そこが見せ場になるかなと思う」と語った。

続きを表示

2020年1月8日のニュース