“三谷氏ありき”の企画だった22年大河「義時で面白いんじゃない?」 主演・小栗も推薦

[ 2020年1月8日 17:46 ]

2022年大河ドラマ 制作・主演発表会見に登壇した脚本の三谷幸喜氏
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 NHKは8日、東京・渋谷の同局で会見を行い、2022年に放送される大河ドラマ第61作は、鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を主人公とした「鎌倉殿の13人」、主演は俳優の小栗旬(37)、脚本はヒットメーカーの三谷幸喜氏(58)に決まったと発表した。小栗は大河初主演。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3回目の大河脚本に挑む。

 大河ドラマ61作品目で、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に公権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き、武士の世を盤石にした男、二代執権・北条義時を主人公に描く。

 今回の発表に「早く発表したくてうずうずしてました」と心躍らせた制作統括の清水拓哉氏。「僕自身が大河ドラマ大好きで、これで大河ドラマに関わるのは7本目になる。『真田丸』でもすごく楽しく仕事ができて、三谷さんといい経験をさせせてもらったという中で、ぜひもう1回、三谷さんと仕事させてもらいたいなと思った」とあくまでも三谷氏ありきの企画をであることを明かした。

 その中で「次に大河をやるなら」と考えていく中で三谷氏に相談したといい、「鎌倉いいんじゃないの?(北条)義時で面白いんじゃないですか?と三谷さんがおっしゃって…。(大河ドラマで)源平時代をしばらくやっていなかったので、“源平いいな”と思っていた。源平から鎌倉の時代はものすごく好きな時代で、三谷さんがおっしゃった時にいいな!と思って、“ぜひやりませんか?”という感じです。三谷さんはお忙しい方なので、なかなかスケジュールを押さえることができないので、ちょっと先ですが2022年にお願いした」と告白。

 「『新撰組!』でも助監督について、ドラマの面白さを三谷さんに教えていただいた。そのあとは『真田丸』でもプロデューサーとしてかかわった。ぜひまた三谷さんともう1回大河をやりたいと。それぐらい『真田丸』は大河ドラマで面白いものを作るという意味で手ごたえを感じた。こういうやり方をしていけば面白いものができるんだなと。同じことをやるつもりはないが、これはこれで新しい取り組み、新しい工夫もしていく。歴史劇、大河ドラマの向き合い方をバージョンアップして、三谷さんとだったらそれができるんじゃないか(思う)」と力を込めた。加えて、主演の小栗の名を挙げたのも三谷氏だったことを明かし、清水氏も「文句ない」と太鼓判を押していた。

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2020年1月8日のニュース