アンナ、涙のあいさつ「最高のパパでした」 梅宮辰夫さん密葬、棺に調味料、お菓子…

[ 2019年12月15日 05:30 ]

関係者に見送られて安置所を出発する梅宮さんの棺を乗せた車
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 12日に慢性腎不全のため81歳で死去した俳優梅宮辰夫さんの葬儀が14日、東京・町屋斎場で営まれた。近親者のみの密葬形式で、約100人が参列。喪主は妻クラウディアさん(75)が務めた。長女でモデルの梅宮アンナ(47)は家族を代表してあいさつに立ち、涙ながらに「最高のパパでした」と声を振り絞った。

 6度のがん闘病という壮絶な人生を送った父。アンナは「つらくて大変だったけど、眠るように亡くなって苦しまなかったのが良かったです」と思いやった。関係者によると、憔悴(しょうすい)し切ったアンナはあいさつでは気丈に務めていたが、梅宮さんの友人と言葉を交わして泣き崩れる姿も見られたという。

 出棺前、アンナは棺の中に眠る梅宮さんの顔をいとおしそうに撫でた。参列者は「パパの顔を目に焼き付けるようだった。別れの時を惜しむように見つめていた」と語った。

 斎場は17年に大親友の俳優松方弘樹さんの葬儀が営まれた場所で、親交のあるタレントせんだみつお(72)やテリー伊藤(69)も参列。取材に対応したせんだは「棺の中の梅宮さんを見ると…。もうたまらないですね…たまらないです」と言葉を詰まらせた。アンナら家族については「憔悴し切っていて、目も合わせられなかった。申し訳なくて」と気遣った。

 棺の中には、料理好きの梅宮さんが週に3、4回通った高級食材を扱うスーパー「紀ノ国屋」の紙袋、塩や昆布などの調味料、釣り仲間の会「梅辰会」のハッピ、好物の煎餅やソフトキャンディー、ミルクティーが納められた。戒名は「浄海院和譽辰照居士」。

 アンナは「気持ちの整理がつかない」として、この日もコメントは発表しなかった。一方で「話す場を設けさせていただきたい」と話しているといい、近く報道陣の前で父への思いを語ることになりそうだ。

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