「いだてん」録画視聴率も苦戦 ネット好評&席巻も…「直虎」「西郷どん」下回る?

[ 2019年12月15日 22:00 ]

東京・渋谷区のNHK社屋
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 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は15日、拡大版(60分)で最終回(第47話)が放送され、完結した。インターネット上の評価は高かったが、リアルタイムの世帯視聴率には結び付かず。第46話までの全話平均(期間平均)は8・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、大河ドラマ歴代ワースト記録更新が濃厚。「録画視聴率」とも呼ばれるタイムシフト視聴率も苦戦した。

 タイムシフト視聴率は「録画再生率」「録画視聴率」とも呼ばれ、録画機器などで放送後7日以内(168時間以内)に視聴したもの。ビデオリサーチ社が2016年10月3日から新たな視聴率調査を開始。録画機器の性能向上、スマートフォンなどを使用したスマートデバイスによるテレビ視聴など、多様化した視聴形態に即した視聴率算出が近年の課題だったが、検討を重ね「総合視聴率」「タイムシフト視聴率」を新しい指標として採り入れた。

 17年「おんな城主 直虎」(全50話)はリアルタイム視聴率が平均12・8%、タイムシフト視聴率が平均5・0%。18年「西郷どん」(全47話)はリアルタイム視聴率が平均12・7%、タイムシフト視聴率が平均5・8%だった。

 ビデオリサーチ社は毎週、タイムシフト視聴率の上位10番組を公式サイトで発表。ここまで今年48週のうち、「いだてん」がランクインしたのは6回。(1)初回(1月6日)=5・4%(2)第2話(1月13日)=4・5%(3)第12話(3月24日)=3・6%(4)第26話(7月7日)=3・8%(5)第37話(9月29日)=3・3%(6)第39話(10月13日)=3・5%だった。

 (3)以降は3%台で、1年間の平均も「直虎」の5・0%、「西郷どん」の5・8%を下回る可能性がある。

 タイムシフト視聴率の週間ベストテンは、ほとんどが民放の連続ドラマ。11月11~17日の週、11月14日のテレビ朝日「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜後9・00)は驚異の12・4%。タイムシフト視聴率は10%以上だと高数字と言える。

 9月16~22日の週、10位はテレビ朝日「アメトーーク!」スペシャル(9月20日後7・00)の3・7%。「いだてん」は圏外で、バラエティー番組も下回った。「いだてん」がベストテンに顔を出したのは、民放連ドラがない週が主だった。

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めた大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を手掛けた。来年20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描いた。

 この日の最終回も放送終了約30分後の時点で「#いだてん最高じゃんね」がツイッターの国内トレンド1位。「ブルーインパルス」(15位)「ストックホルム」(19位)も20位以内に入った。さらに「いだてん」(4位)「金栗四三」(5位)「クドカン」(7位)「美川」(8位)「ブルーインパルス」(19位)がYahoo!リアルタイム検索の20位以内に。毎回、複数の関連ワードでネット上が賑わい、辛口の視聴者が多いYahoo!テレビの星取りも平均3・80点(5点満点)(15日午後8時時点)と支持された。

 時間軸を行き来し、伏線を張る宮藤氏の脚本は“じっくり見る”録画視聴向きとも思われたが、実情は違った。

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