「いだてん」宮藤官九郎氏“異例”の自作大河最終回に登場!初回“再現”のタクシー運転手にネット反響

[ 2019年12月15日 20:30 ]

自身が脚本を執筆した大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の最終回にタクシー運転手役で出演した宮藤官九郎氏(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)の最終回(第47話)が15日、拡大版(60分)で放送され、脚本を手掛けた宮藤官九郎氏(49)がタクシー運転手役でサプライズ登場した。大河ドラマの脚本家が自身の作品、しかも最終回に、セリフのある役で出演するのは“異例”。エンドロールには「新タクシー運転手 宮藤官九郎」とクレジット。最後の最後に“最大のサプライズ”が待っていた。

 歌舞伎俳優の中村勘九郎(38)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めた大河ドラマ58作目。2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした宮藤氏が大河脚本に初挑戦し、オリジナル作品を執筆。20年の東京五輪を控え、テーマは「“東京”と“オリンピック”」。日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描いた。

 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を熱演した。

 最終回は「時間よ止まれ」。1964年(昭39)10月10日。念願の東京五輪開会式当日。田畑(阿部)は国立競技場のスタンドに一人、感慨無量で立っていた。そこへ足袋を履いた四三(中村)が現れ、聖火リレーへの未練をにじませる。最終走者の坂井(井之脇海)はプレッシャーの大きさに耐え兼ねていた。ゲートが開き、日本のオリンピックの歩みを支えた懐かしい面々が集まってくる…という展開。

 ドラマ中盤、国立競技場に聖火が灯り、秋晴れの空にブルーインパルスが5つの輪を描くと、舞台は一転、日本橋へ。古今亭志ん生(ビートたけし)と長女・美津子(小泉今日子)が乗ったタクシーが渋滞に巻き込まれる。

 タクシー運転手(宮藤氏)は「すいませ~ん。お客さん、日本橋もダメです」

 美津子「見りゃ、分かるわよ~。なんで、混んでんのよ!高速道路ができて、渋滞解消されたんじゃなかったの?」

 タクシー運転手「違うんです。今日、何か、みんな、車止めて空見てるんですよ」

 志ん生「(空を見上げ)始まった?オリンピック。じゃあ、『富久』でもやろうかなぁ」

 美津子「ふふっ。暮れでもないのに?」

 志ん生「いいじゃねぇか」

 タクシー運転手「(後方席を振り向き)おじいちゃん、落語家さん?」

 一連のシーンは約40秒。最後のセリフは顔がアップになるなど、強烈なインパクトを残した。

 日本橋のタクシー渋滞といえば、第1話(1月6日)のオープニングシーンと同じ。志ん生と美津子が乗った運転手(東京03・角田晃広)が「すいませ~ん。お客さん、日本橋もダメですわ」と同じセリフを言った。

 インターネット上でも「運転手、クドカンさんじゃんねー!」「タクシーの運転手、まさかのクドカン!」「しかも第1回と同じ状況の再現!凄い!この遊び心好き!」「クドカンご本人出演だし、コーヒーのCM(「WONDA」たけしがタクシー運転手、宮藤氏が客)と役割逆だし!」などと反響。NHK広報局のツイッターも「さっきの、タクシー運転手さん…」とつぶやいた。

 大河ドラマ脚本家が大河ドラマに出演したケースとしては、04年「新選組!」、16年「真田丸」を執筆した三谷幸喜氏(58)が06年「功名が辻」で足利義昭、19年「いだてん」で市川崑監督を演じた例がある。

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