リーチ・マイケル主将 “聖地”花園での屈辱を教訓に「いくら強くなっても満足しないって考えに…」

[ 2019年12月15日 15:36 ]

ラグビー日本代表のリーチ・マイケル主将
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 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会で初の8強入りを果たした日本代表のフランカー、リーチ・マイケル主将(31=東芝)らが14日放送のTBS「バース・デイ」(土曜後5・00)に出演。「第99回全国高校ラグビー大会」(27日開幕)が行われる、高校生ラガーたちの“聖地”花園ラグビー場への思いを語った。

 北海道・札幌山の手高出身のリーチは、04年に同校に交換留学生として来日、1年生で04年度大会に出場した。だが、2回戦の埼玉・正智深谷高に大敗し、自分と同じ立場だった正智深谷高のトンガ人留学生にタックルもできずトライを許した。リーチは当時を振り返り「日本に行って活躍できると思っていたけど、全然活躍できなくて、自分にも恥ずかしかったし、もっと日本のラクビーをリスペクトしないといけないと思った」とし、「花園で感じたことは今のベースになっていると思います。強くなっても常に世界を見ないといけない、自分より強い相手を見ないといけない。壁が来たら乗り越えて、いくら強くなっても満足しないって考えにしました」と話した。

 また、高校2年生の時には、ニュージーランドの実家が火事になり、家族は無事だったが家は全焼したことを回顧。この時、ラグビー部の佐藤幹夫監督(58)ら学校関係者がリーチには内緒で募金活動し、1週間で約70万円を集めて家族に送ったとことに、「家も火事になったし、高校3年間、いろんな人にお世話になって、その人たちのためにも恩返ししたい、という気持ちになった」と心境を明かした。

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