「麒麟がくる」染谷将太に新しい信長像を期待 落合CP「期待されるかっこいい信長とは違う」

[ 2019年3月8日 16:58 ]

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」出演者発表会に登壇した織田信長役の染谷将太
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 NHKは8日、主演の長谷川博己(42)が戦国武将・明智光秀を演じる2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」(来年1月スタート、日曜後8・00)の新キャストを発表。織田信長役を染谷将太(26)、斎藤道三役を本木雅弘(53)がそれぞれ演じることが明らかになった。

 落合将チーフプロデューサー(CP=50)は同作について“新しい大河”を掲げ、「戦国は死ぬほど大河ドラマ化されているが、今回の『麒麟がくる』ではまったく新しい形での光秀像とか、道三像、信長像を描いていくのが目標」と説明。この2人もそうしたうえでのキャスティングであることを強調した。

 落合CPは今回の信長像について「従来のイメージでは精悍(かん)な方が出てきて“世の中変えるぞ”みたいなところがあるが、(今回は)別の意味でのリアリティーを追求しつつ、保守的かつ、多面的な表現が(必要)」だとし、「(本来の)信長は父親から学んでいたり、革新的にすべてを自分のアイデアでしたわけではない。単に二代目として父親のやってきたことの基盤の上に乗ったとか、普通の皆さんが期待されるかっこいい信長とは(違う)。感情的に、父親のこととか母親のこととかもどういうふうに思って育ってきたのかとかも踏み込んで描いていきたい」とした。

 落合CPは「染谷くんはいろいろな役柄を出るものによって、変えてくるというか、違う存在になって出てくる、それほどの演技力を持つ演者」と絶賛。「(脚本の)池端さんも、信長は15歳から出てくるんですが、全然何者でもない、小さい尾張の守護大以下の(織田)信秀の息子で、誰も何とも思わないところから日本の覇者になっていく過程を内面的にも、外面的にも多角的に描きたいということで染谷くんにした」と起用の理由を明かした。

 道三像についても、これまでの「たこ入道みたいな、油売りからゴリゴリやっていく、一人でのし上がっていく」という形ではなく、「親父さんが油売りだったけれども、親子2代でやったことを一人の人間がやったことになっている」という最近の説を参考に、「今回は信長と同様に、二代目としての斎藤道三をキャスティングする必要があった」とキャスティングのポイントを強調。これまでもさまざまな俳優が道三を演じてきたが、「全然違う発想で選ばないといけなかった。二代目の道三を作り上げるうえで精悍(かん)かつ悪らつな道三を同時に出せる俳優さんはどのような方がいたかなと(考えた)。本木さんが(イメージに)合致した」と説明した。

 「麒麟がくる」は大河ドラマ59作目。29作目「太平記」を手掛けた池端俊策氏(73)のオリジナル脚本で、大河としては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた半生に光を当てる。物語は1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描く。

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