関西大学野球リーグ

【近畿学生野球1部のキーマン】大阪観光大 春2位から狙うはもちろん「優勝」

[ 2022年9月2日 10:02 ]

<近畿学生野球>大阪観光大の馬場主将(右)と竹本

 大阪観光大は、1部再昇格を果たした春季リーグ戦で6勝5敗、勝率.545で勝ち点3を挙げ、2位と躍進を遂げた。今季は、18年春の初昇格から念願に掲げる1部定着に向けての試金石となるリーグ戦だ。

 春季リーグで首位打者に輝き、ベストナインに選ばれた4番打者だった井上拓磨が引退したが、プロも注目する外野手の久保修、エース右腕・榊原元稀は残留し、秋もチームの主力として戦う。チーム2番目の打点をマークした井上の離脱は打線にとって痛いといえるが、田中翔平、米田柚翔、荒木凛の1年生トリオの成長に期待がかかる。

 その中、来季につなげる意味で佐藤弘樹監督がキーマンとみるのは、新主将の馬場と、春はリリーフで5試合に登板し防御率1.26と存在感を発揮した竹本だ。馬場は春のリーグ戦を経験し、リード面で成長を遂げた。竹本については先発の可能性も持たせつつ、来季の新チームを見据えた起用も考えられる。

 馬場は「春は運良く2位になったので、それ以上、上は優勝しかない。優勝を目指して頑張っていきたい。主力の4年生が残ってくれているんで、そこはプラス(要素)で、いい結果を出せればいいなと思っています」と創部11年目での1部制覇に狙いを定めた。竹本は「(1部は)2部のチームと比べて打者はしっかりと振ってくるし、選球眼もいい。質の良いボールを投げなければ」と秋季リーグの目標を掲げた。 

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