関西大学野球リーグ

【関西学生野球のキーマン】同大・真野 この春、MAX152キロ右腕が「一番」を証明する

[ 2023年3月29日 16:11 ]

同大・真野凜風 

 最速152キロ右腕の同大・真野凜風は、好投手そろうリーグの中でも、自身がNo.1だと証明するつもりだ。

 「最優秀投手は絶対に獲りたいし、防御率とか全ての部門で1位を獲りたいなと思います。立命大の谷脇、関大の金丸は、(昨年12月の大学日本代表)強化合宿に一緒に参加した間柄でもある。その投手には負けないように勝負したい」

 1メートル87の長身から投げ下ろす剛球と鋭く曲がるスライダーを武器とし、昨秋は救援8試合で9回2/3を自責0に抑えた。今年からは主戦の先発投手に役割が変わる。「ウエートトレをすることが正解とは限らないけど、球速や変化球がどのように変化するかを見てみたい」とオフ期間に体づくりを見直し、救援時と遜色ない剛球を披露しようとしている。

 高校まで軟式野球部だった異色の経歴の持ち主だ。天理の恩師から大学での硬式転身を勧められ、同大のトライアウトを受験した。「硬式出身の選手に負けたくないというのがモチベーションだった」。軟式時代に135キロだった最速は、2年秋に152キロを計測。今秋ドラフト候補にまで成長した。

 「ドラフトの上位指名を狙わないと面白くないし、1位指名は目標の一つでもある。僕が活躍することで、軟式野球をしている後輩たちに夢や希望を与えたいなと思います」。昨年は春夏ともに2位に終わった。4連覇を達成した11年秋以来のリーグ優勝へ、真野が先発投手としての新たな姿を見せる。

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