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関西大学野球リーグ

【近畿学生野球のキーマン】阪南大・加賀見投手 自慢の快速球で一番の輝き

[ 2020年9月4日 06:05 ]

自慢の快速球で下克上を狙う阪南大・加賀見
Photo By スポニチ

 無名に近い右腕が、自慢の快速球で下克上を狙う。加賀見は「実績がないのに使ってもらって、期待を感じる。投げる試合は全部勝つくらいの気持ち」と意気込んだ。

 入学時の最速139キロから飛躍的な進化を遂げている。デビューとなった昨秋リーグ戦は4試合に救援し146キロをマーク。春季高知キャンプを経た3月の練習試合で148キロまで数字を伸ばした。今季は先発転向を見すえカットボールやスプリットの変化量を小さくすることで、打者との対戦が2巡目以降になっても見切られないよう対策を講じる。

 意識の変化が成長を助けている。大学では練習一つ一つの意味を考えるようになり、自主練習では投球動作に関連する動きを強化。コロナ禍で部活動が数度にわたって休止になった時期も、チューブやメディシンボールを持ち帰り普段と変わらない練習を続けた。スタミナ強化には自宅近くの奈良県生駒市にある宝山寺へ出向き、急勾配の短距離ダッシュで下半身をいじめ抜いた。就任3年目の垣下真吾監督は「制球力が安定してきて課題だった先発陣の軸になれる投手」と目を細める。

 奈良・添上高では1年春からベンチ入りしたが、夏は3年間で一度も勝てなかった。同学年の大阪桐蔭・根尾昂(現中日)や吉田輝星(現日本ハム)ら甲子園球児の活躍を「雲の上の存在だと思って見ていた」と振り返る。野球人生で最高成績は、中学時代の生駒市大会準優勝。「体が小さいからスピードが出ないとは思わない」と胸を張る公称1メートル70の右腕が、自身初の優勝で一番の輝きをつかみ取る。(石丸 泰士)

●阪南大予想オーダー●
(5)鈴 木(3=四国学院大香川西)
(4)田 中(4=関   西)
(8)植 上(3=創造学園)
(7)杉 浦(3=日高高中津分校)
(3) 辻 (4=大商大堺)
(9)宮 下(4=阪南大高)
DH 東 尾(4=大商大堺)
(2)山 城(3=近   江)
(6)安 田(4=広   陵)
 P 加賀見(2=添   上)

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