関西大学野球リーグ

【関西六大学野球のキーマン】強い龍谷大復活へ 4番西脇燃える

[ 2019年4月3日 15:32 ]

龍谷大・西脇
Photo By スポニチ

 主将・西脇が「強い龍谷大」復活に向け、先頭に立つ。リーグ最多28度の優勝を誇るが14年春が最後。最近2年間は6、5、6、5位に沈んだ。低迷脱出に向け「日本一という高い目標を持っています。自分の結果は大事ですが、主将という立場なのでチームの勝利を第一に考えています」と力を込めた。
 「4番・一塁」でスタートした昨秋は開幕5試合で16打数2安打の打率・125、1打点。大院大3回戦では代打を送られる屈辱を味わった。恵みとなったのが授業再開。必要単位を取得し授業数が少なかったことで個人練習の時間を確保。打ち込みと同時に課題解消に取り組むことができた。「しっかりと自分と向き合うことができました」。以降は主に5、6番を打ち8試合で27打数10安打の同・370、5打点と復調。学業にも真剣に取り組む、まじめな性格が吉と出た。
 銀行支店長などを経て昨年3月に就任した杉森実監督は昨秋に一、三塁側ベンチなどに全力疾走・全力プレーやグラウンドでのマナーなど5項目の「決めごと」を書いた紙を貼り出した。「社会に出るのだから当たり前のことを当たり前にできるように。野球も仕事も姿勢で意識、行動、結果が変わる」。就任後、初めて指名した主将にグラウンド内外でかける期待は大きい。
 母校・愛工大名電の三塁手として昨夏の甲子園大会に出場した弟・大晴は白山戦で4安打3打点。「弟すごいなって言われますが、僕もまあまあだったとは思うんですが…」。甲子園出場こそないが、3年夏の愛知大会では準々決勝から決勝まで3試合連続本塁打を記録。未完の長距離砲が能力を解き放つ。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る