関西大学野球リーグ

【近畿学生野球リーグ4月6日開幕】混戦必至も和歌山大が連覇へチーム力アップ リーグ展望

[ 2024年4月5日 10:00 ]

 近畿学生野球連盟(KBL)の春季1部リーグ戦は6日、大阪市の大阪シティ信金スタジアムで開幕する。1948年に創設され、国公立大、私立大合わせて17校で活動する連盟は「文武両道のリーグ」と呼ばれ、「フェアプレーの精神」を重んじる。昨秋は近年、躍進著しい和歌山大が制覇したが、今春はどこが頂点に立つのか。展望した。

 本命なき戦いで混戦が予想される。チーム初の連覇を狙う和歌山大は島、野村、近藤、寺田の左腕4人に右腕の田中が成長。緻密な野球に劣勢を打開する打撃力を磨いて、チーム力を高めてきた。

 昨秋2位の大阪公立大は主力の多くが抜け、優勝経験あるエース中野が頼り。小林隼矢監督は「予想しづらいが、仕上がればいい結果が望める」と伸びしろに期待する。

 大阪観光大は春秋で計7勝した竹本徹の穴を左の河上、右の川村を中心にどこまで埋められるか。打力強化で援護できれば面白い。20年秋以来の優勝を目指す奈良学園大は本間、吉岡、小田ら主力野手が残る。機動力を駆使して得点力アップを図り、星野ら投手陣をもり立てたい。

 阪南大は主将の山口以外は野手陣が一新。昨秋2勝0敗、防御率1.21の2年生右腕・田中を中心に大型左腕の尾崎、右腕・上杉ら投手陣が踏ん張りたい。神戸医療未来大は1部昇格の原動力だったセンターラインが抜けた影響が心配。鈴木、塩見の両右腕の出来が勝敗に直結しそうだ。

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