エンゼルス・大谷 初ツーシーム手応え上々「楽しく投げるために必要」

[ 2022年8月17日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2―6マリナーズ ( 2022年8月15日    アナハイム )

<エンゼルス・マリナーズ>力投を続ける大谷(撮影・大森 寛明)
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 エンゼルス・大谷が15日(日本時間16日)、マリナーズ戦に「2番・投手兼DH」で出場し6回2失点で勝敗はつかず。打撃は1安打でチームは敗れた。

 収穫は公式戦で初めて投げた、右打者の内角に食い込むツーシーム。97球中、6球を投じ「ちょこちょこ遊びで投げていた。いいアクセントになっている」と手応えも上々だ。直球より「自然に速くなる」とし最速98・1マイル(約157・8キロ)を計測。3回にフランスを1球で三ゴロに抑えたように、途中まで直球の軌道で相手の打ち気を誘ってバットの芯を外すため、効果的に使えば球数を減らせる。長い回を投げることにもつながる同球種を「必ず必要なボールでもないけど楽しく投げるために必要」と独特の表現で説明した。

 4度連続の中5日で投球回は117。残り46試合で8度の登板が見込まれ、1試合あたり5回2/3を投げればメジャーで初めて162回の規定投球回に届く。ワールドシリーズが始まった1903年以降で史上初めて投打で規定数到達という快挙に向け、新球ツーシームが鍵になりそうだ。(柳原 直之)

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2022年8月17日のニュース