打てないヤンキース オールスター以降、チームOPSは・717の15位タイで8勝16敗

[ 2022年8月17日 08:12 ]

ヤンキースのアーロン・ブーン監督(2020年2月13日撮影)
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 ヤンキースがオールスターブレーク以降、8勝16敗と苦しんでいる。安定して勝てないのはアーロン・ジャッジ以外の打者が打てていないから。前半はチームOPS(出塁率+長打率)は・776で30球団でトップだったが、後半は・717の15位タイ。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は16日(日本時間17日)、「直近の34イニングはわずか3得点、9試合で4試合が無得点・・」と惨状を嘆いている。

 アーロン・ブーン監督は「みんなが良い状態で揃っていれば、うちはとてもいい打線。調子が悪くて自信を失っている打者もいるけど、そういう時期もある。それを乗り越えて、本来の力を発揮してくれれば」と言う。離脱組は3人。アキレス腱痛で過去20試合に出ていなかったスタントンはまもなくマイナーの試合に出る。左足骨折で8月8日から出場していないカーペンターは復帰は9月中旬になる。ラメーヒューは、右つま先の炎症に悩み、ここ数試合を休んでいる。一方、試合に出ていて調子が悪いのは後半の打率が・181のトーレス、・217のドナルドソン、・160のヒックスらだ。

 「刺激が必要」と言うのはエースのコール。投手陣は頑張っている。直近の7試合で先発投手はトータルで13失点、うち6試合で先発が6イニング以上を投げている。しかしながら打線の援護がないから勝てない。ヤンキースは前半、2001年のマリナーズが作ったメジャー記録116勝46敗を抜きそうな勢いだった。それが大減速。ア・リーグ東地区については2位と10ゲーム差があって、地区優勝はできそうだが、ポストシーズンに出ても1年前と同じで、あっさり負けてしまうかもしれない。前半の大躍進で期待が大きく膨れ上がってしまっただけに、ヤンキースファンはそれを許さない。

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2022年8月17日のニュース