ヤクルト村上「100人斬り」のち危機一髪「死ぬかと思った」ネクストで超速ファウルが急襲

[ 2022年8月17日 22:18 ]

セ・リーグ   ヤクルト4ー2阪神 ( 2022年8月17日    神宮 )

<ヤ・神>つば九郎と笑顔でポーズの(左から)村上と高橋(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が17日の阪神戦(神宮)の3回に42号3ランを放ち、チームを3連勝に導いた。相手投手の伊藤将は、村上がプロで本塁打を打った100人目になった。

 打った瞬間だった。0─0で迎えた3回2死一、三塁の先制のチャンス。1ボールからの甘く入ったツーシームを逃さなかった。右翼スタンド上段へ一直線に向かう打球を見ながら、一塁へ歩き出した村上。2回の守備では1死からゴロをファンブル。守りのミスもあったが、特大の先制弾でチームに勢いをつけた。

 「打ったのはツーシーム。奎二さんが粘って投げてくれていますし、チームとしても先制点をとりたかったのでそれにつながるバッティングができました。先制できて良かったです」

 村上はセ・リーグの本塁打王争いを独走。2位の岡本和に19本差をつける。さらにリーグトップの打点も104打点に伸ばした。打率はトップの佐野(DeNA)の.322と2厘差の.320につける。

 「多少の詰まりはあったけど、振り抜けました。(3連勝に)もっともっと連勝を伸ばせるように頑張ります」

 それだけでは終わらないのが村神様だ。8回、山田の貴重なソロホームランを満面の笑みで祝福した直後だった。3番内山壮のファウルはライナーでネクストバッターズサークルの村上へ!くるりと素早く後ろに転がって間一髪難を逃れた。

 「危なかった。死ぬかと思いました」

 お立ち台でスタンドを沸かせた村上。最後まで主役だった。

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