どうした、菅野…3回までに7失点 中村に1号3ラン&2号2ラン被弾 その後も続投、5回で降板

[ 2022年6月24日 20:03 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年6月24日    神宮 )

<ヤ・巨>2回を投げ終え、ベンチに引き揚げる先発の菅野(撮影・河野 光希)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)が5回7失点で降板した。10ゲームという大差をつけられて迎えた首位・ヤクルトとの大事な3連戦初戦(神宮)に先発登板。だが、初回に中村の1号3ランなどで4点を失うと、3回には中村に2打席連続となる2号2ランを被弾して序盤で7失点。その後も続投したが、5回を投げ切って降板した。

 3試合ぶりに大城とバッテリーを組み、中6日で上がったマウンド。だが、初回からつかまった。1番・塩見にカットボールを中前打されると、2番・山崎は一塁手・中田のグラブを弾く内野安打でランエンドヒットもかかって一気に無死一、三塁のピンチ。1死後、4番・村上の二ゴロ併殺崩れの間に先制を許した。すると、5番・坂口にもカットボールを右前打されて2死一、二塁。ここで打席に入った6番・中村に初球の低めカットボールを左中間スタンドに叩き込まれる1号3ランとされ、一挙に初回4失点となった。

 下位打線となった2回は3者凡退に打ち取ったものの、岡本和の犠飛で1点を返して1―4で迎えた3回には再びビッグイニングをつくられた。この回、先頭の山崎に真ん中へ入ったスライダーを左翼線二塁打とされると、続く3番・山田には外角高め直球を右前適時打され5失点目。村上、坂口の4、5番は打ち取ったが、ともに真ん中付近のボールを相手が打ち損じたという内容で、続く中村に2打席連発となる2号2ランを左翼スタンドに叩き込まれて1―7とされた。

 4回も先頭の8番・長岡に真ん中付近のフォークボールを左中間二塁打とされ、坂本の失策と山田への四球で2死満塁。試合前まで今季満塁時は9打数6安打4発20打点という村上に初球を右翼へあわや…という大ファウルを打たれた。それでも最後は力のある直球で空振り三振。得点は許さなかった。5回も1死から中村に右越え二塁打を打たれたが、無失点。6回に代打・中島が出て降板となった。

 菅野の投球内容は5回で打者26人に対して81球を投げ、9安打7失点。3三振を奪い、与えた四球は1つ、直球のMAXは2回に出た149キロだった。

 2日のソフトバンク戦(東京D)では原監督が「最強バッテリー」と呼ぶ盟友・小林と3月25日の開幕戦(対中日、東京D)以来69日ぶりに先発バッテリーを組み、8回5安打無失点に抑えて今季6勝目をマーク。予告先発投手だった9日の西武戦(ベルーナD)では発熱のため先発を直前回避し「特例2022」の対象選手として登録抹消となった。PCR検査の結果は陰性で、リーグ戦再開となった17日の中日戦(バンテリンD)でも小林とバッテリーを組んでMAX144キロながら7回6安打無失点と好投したが、打線の援護なく7勝目を逃している。

 ▼菅野 大事な試合でしたが、初回に4点を取られて相手に流れを渡してしまいました。しっかりと反省して、次の機会で挽回したいです。

 ▼大城(6回に打点挙げ)チャンスでしたが、なんとか塁に出て次に回そうという気持ちでいきました。

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