幻のサヨナラにも広島・佐々岡監督は責めず「しっかり準備していたと思う」 中村奨が本塁生還直前で転倒

[ 2022年6月24日 04:46 ]

セ・リーグ   広島3-3阪神 ( 2022年6月23日    マツダ )

<広・神>延長10回2死一塁、菊池涼の二塁打で本塁に向かった中村奨(手前左)が転倒し、ベンチから身をのりだす佐々岡監督(88番)(撮影・坂田 高浩)
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 同点の延長10回に広島の本拠地は大きく沸いた。2死一塁で、菊池涼がアルカンタラの153キロ初球を捉えて左翼線二塁打。一走の代走・中村奨が長駆生還を狙ったものの、三本間で脚がもつれて転倒。前日22日に続くサヨナラ劇勝は幻に終わった。

 「何とも言えない。脚がもつれたんだろうけどね。しっかり準備はしていたと思う」

 佐々岡監督は責めることなく淡々と振り返る。2点を追う5回に上本の2点左中間三塁打で追い付き、同点の7回には代打・堂林が左中間へ勝ち越しの4号ソロ。延長12回も2死満塁としたものの、一本が出なかった。

 「昨日、今日と大変な試合。一本出なかったけど、形はつくれている。明日また移動ゲームだけど、ひと踏ん張り」

 4時間52分にわたる総力戦。今季3度目の引き分けにも、指揮官は前を向いた。

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