巨人、歴史的惨敗で11ゲーム差 13年ぶり16失点 25日にも自力V消滅 エース菅野7失点

[ 2022年6月24日 21:26 ]

セ・リーグ   巨人6―16ヤクルト ( 2022年6月24日    神宮 )

<ヤ・巨>7回、塩見の適時打で12点目を失った原監督はガックリうつむく(撮影・村上 の大輔)
Photo By スポニチ

 巨人はエース菅野が3回までに大量7失点するなど、13年ぶりとなる1試合16失点で歴史的な惨敗。ヤクルト戦は5連敗となった。首位ヤクルトとの直接対決で力の差をまざまざと見せつけられ、ゲーム差は今季初の11。最大11あった貯金はついに3月29日以来の2となり、あす25日にも自力優勝の可能性が消滅する。

 3試合ぶりに大城とバッテリーを組み、中6日でマウンドに上がった菅野。だが、初回に1点先制された後、中村に1号3ランを喫していきなり4点を失った。3回には中村にプロ初の2打席連発となる2号2ランを浴びるなど3点を失い、結局、5回9安打7失点で降板となった。

 2―7として迎えた6回には、試合前に登録されたばかりの2番手右腕・桜井が四球で塁へ出した塩見に自らの暴投で一気に三塁進塁を許した後で山田に適時打、村上に24号2ラン被弾とひとり相撲。1イニングを投げ切れずに降板となった。

 7回に3番手右腕・戸田が村上に2打席連発の25号2ランを浴びて15失点となると、このタイミングで原監督は戸田から高木へのスイッチとともに坂本、丸をベンチに下げ、増田陸を二塁へ入れて吉川を遊撃へ。8回には5番手右腕・鍵谷も長岡に3号ソロを浴び、結局ヤクルト打線に5本塁打を含む19安打を浴びて16失点。巨人の16失点は2009年5月19日の日本ハム戦(札幌D)以来13年ぶりという歴史的惨敗となった。

 なお、仮に今カードで3連敗を喫すると、ヤクルトがリーグの貯金独占という事態となる。

 ▼菅野(5回9安打7失点) 大事な試合でしたが、初回に4点を取られて相手に流れを渡してしまいました。しっかりと反省して、次の機会でばん回したいです。

 ▼岡本和(5年連続20号) 集中してしっかりとスイングできました。明日につなげるようにしたい。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月24日のニュース