殊勲の阪神・梅野が心情吐露「途中から行くのは想像以上にメンタル面が難しい」

[ 2022年6月24日 22:46 ]

セ・リーグ   阪神6ー4中日 ( 2022年6月24日    甲子園 )

<神・中>ヒーローインタビューを終え、ファンに手を振る阪神・梅野(撮影・平嶋 理子)
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 代打で決勝打を放った阪神・梅野。レギュラー捕手としての立ち位置が確立されていない現状ではあるが、与えられた場所できっちり結果を残した。勝ち越した直後、9回の守りでも守護神・岩崎を無失点に導き、連敗ストップに貢献。ただ、自身の中にはどうしても「先発マスク」とは違う難しさがあると語る。

 「(代打からマスクをかぶるのは)めちゃくちゃ難しい。(自分に捕手が)代わって点を取られる試合もありましたし、落ち着いてプレーしていかないといけない」

 実際、9回も一筋縄ではいかなかった。代打・郡司と大島に連打を浴び、長打が出れば3度追いつかれる状況で、同期の岩崎を必死にリード。「他の捕手よりは経験をしているし、その経験の中で自分ができるものをやっていくようにゲームでは心掛けている」。坂本、長坂も出番を増やしている中でも、経験値が一番高いのは梅野だ。持ち前の頭脳をフル回転させ、後続の岡林、石岡、木下拓をピシャリと抑えた。

 「途中から(試合に)行くのは想像以上に気持ちの切り替えやメンタル面が本当に難しい」

 だからこそやりがいもある。最後の打者・木下を抑え、勝者が集うマウンドへ向かうときに見せた梅野の笑顔が、なによりの証拠だ。

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2022年6月24日のニュース