荒木大輔氏 ヤクルト・村上を絶賛「進化のスピードがケタ違い」、印象に残った一発は…

[ 2022年6月24日 19:10 ]

荒木大輔氏
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 元プロ野球選手で野球解説者の荒木大輔氏(58)が24日、文化放送「くにまる食堂」(月~金曜前11・00)にゲスト出演。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)について「進化のスピードがケタ違い」と絶賛した。

 番組では、23日の中日戦で村上が今季68試合目で4本目の満塁弾を記録したことを取り上げた。古巣ヤクルトの主砲に意見を求められた荒木氏は、「素晴らしいことですよね。本当に進化のスピードというんですかね、これがケタ違いというか。そのことを、ものすごい感じます」と称えた。

 村上に関して印象に残っているシーンがあるという。「交流戦の時、ソフトバンク戦で千賀投手のインサイドの速いボールを、レフトスタンドに持って行ったんですよ」と振り返った。打球は「ギリギリ」ではなく「ちゃんとスタンドに入れたんです、PayPayドームの」。パ・リーグを代表する投手から放った一発に「150キロを超えるような真っすぐを平気で投げるピッチャーですけど、そのインサイドのボールをしっかり叩いて、逆方向のスタンドまで運ぶ。これはすごいものを見ちゃった、みたいな感じですね」と感嘆した。

 ヤクルトは首位を独走中だ。強さの要因を問われると「高津監督のマネジメントがあって、コーチ陣がどうにか応えよう、選手のためにやろうというのは当然そうなんですけども」と前置きした上で、「大きいのは編成の人たちも、下位に低迷している時が続いていたのでなんとかしなければいけないというところで。今すぐではなくて何年後かに勝てるチームにしたいと、かなり作戦を練って選手をとったりとか、ドラフトでしっかり考えてとか、全部が実っていると思うんですよね」と持論を述べた。

 「一番は選手の努力だと思うんですけど」と続けた荒木氏。「しばらく低迷した時の悔しさを何とかするんだというものが今、花開いているんじゃないかと思います」と話していた。

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