春王者の大阪桐蔭 夏も挑戦者魂で!13日間で7試合「受けて立つのではなく、一戦一戦チャレンジ」

[ 2022年6月24日 06:00 ]

センバツ<近江・大阪桐蔭>優勝し、歓喜の大阪桐蔭ナイン (撮影・後藤 大輝)
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 第104回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕、甲子園)の出場校を決める岩手、秋田、山形、新潟、千葉、山梨、大阪、熊本大会の組み合わせが23日、決まった。大阪大会では、3度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭の初戦(2回戦)が7月18日に決定。抽選会に出席した有友茂史部長は挑戦者の立場を強調した。

 あくまでも、挑戦者の立場を貫く。同校3度目となる甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭の初戦の相手は、南・西・桜和―大手前の勝者に決定。抽選会に出席した有友部長は泰然自若を強調した。

 「ディフェンディング(チャンピオン)とか、逆算して、とかそういうのは一切ない。相手がどこでも、全力でやってくれるのが今年の子たち。受けて立つのではなく、一戦一戦チャレンジしてやっていきたい」

 決勝は30日。日程が順調に消化されれば、優勝するには初戦がある18日から13日間で7試合と過密日程になるが、先のことは考えず眼前の相手に全力を尽くすだけだ。互いに勝ち進めば、3回戦では早くも昨夏準決勝で延長14回タイブレークの激闘を演じた関大北陽と激突。今秋ドラフト候補である松尾汐恩捕手はかねて「盛り上がりがすごく、一つのプレーに執念を持ってやってくる」と警戒していただけに、油断なく大会序盤を乗り切るためにも再戦は望むところだろう。

 今春の近畿大会決勝で智弁和歌山に敗れ、公式戦連勝は29でストップ。試合後、松尾は自らに言い聞かせるように「この負けが必ず、自分たちを強くしてくれる」と口にした。新チーム結成からの合言葉は“束になって、泥くさく”。絶対王者はどこまでも粘り強い戦いを見せる。

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