Honda熊本 7年連続都市対抗本大会切符 エース片山快投16イニング自責ゼロ

[ 2022年6月4日 06:00 ]

スポニチ後援第93回都市対抗野球九州地区予選第6日   Honda熊本4ー1JR九州 ( 2022年6月3日    リブワーク藤崎台 )

都市対抗野球九州地区予選<Honda熊本・大福ロジスティクス>7回コールドながらHonda熊本・片山は無安打無得点の好投
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 第1代表決定戦が行われ、Honda熊本(大津町)がJR九州(北九州市)を4―1で下し、7年連続16回目の都市対抗出場を決めた。第2代表決定トーナメント4回戦は、宮崎梅田学園(宮崎市)が3年連続出場を目指した西部ガス(福岡市)を2―1で破り、4日に第2代表の座を懸けてJR九州と対戦する。

 
 Honda熊本が質量ともに圧倒した力で5年連続の第1代表に輝いた。「勝因は選手全員が自分の役割をしっかり果たしてくれたこと」と渡辺正健監督は真っ先にナインの頑張りを称えた。

 先発した右腕、片山は初回に2死満塁のピンチを招いたが6回まで無失点で試合の流れを引き寄せた。「初回は緊張して球がばらついた。味方が先に点を取ってくれて楽になった」。7回に失策絡みで1点(自責0)を失い、7回無安打無失点だった初戦から続いた連続無失点は13回で途絶えたが、8、9回はともに3人で料理して完投。今大会は計16イニングを投げて自責点0。防御率0・00で“胴上げ投手”に輝いた。

 打線では大会初出場で「5番・DH」に入った和田が2、4回に左越えソロを連発。「2本とも真っすぐ。1打席勝負と思い、集中していた」といずれも初球を仕留めた。DHはここまで左打者の持永だったが、相手先発が左の井上と読んだ指揮官の起用が見事に的中。7回には失策で出た走者を犠打、単打とスクイズで還す、そつのない攻撃も決まった。

 7年連続で進む東京ドームでは「昨年決勝で負けた経験が生きてチーム力は上がっている。昨年以上を目指したい」と渡辺監督。目指すは日本一。それ以外の目標はない。(中島 泉)

 《宮崎梅田学園 一丸で王手》2年ぶりに代表決定戦に進出。高田昌宏監督は「ベテランと1、2年目の若手がひとつになって頑張った」とチーム一丸を強調した。8年目左腕の林が6回2/3を1失点、7年目の古市も好救援。打っては5回に2年目の江藤の適時二塁打で同点とし、9回は失策で出た2年目の大森、新人・宝田の左前打などで勝ち越した。「選手が1試合ごとに成長している。この勢いで」。指揮官は19年以来の本大会出場を見据えた。

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2022年6月4日のニュース