青学大 申告敬遠連発も“ホッ” 中大下し自力で残留決めた

[ 2022年6月4日 05:30 ]

東都大学野球・順位決定戦最終日   青学大5―3中大 ( 2022年6月3日    UDトラックス上尾 )

<中大・青学大>熱戦を繰り広げた青学大と中大(撮影・柳内 遼平)
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 勝ち点、勝率で並んだ3チームによる4~6位決定戦の1試合が行われ、2巡目のプレーオフの最終戦は青学大が中大を5―3で下した。最終順位は2勝の青学大が4位、1勝1敗の日大が5位、2敗の中大が最下位に決まった。中大は20日から2部優勝の東洋大との入れ替え戦に臨む。

 3―3で迎えた9回に2点を勝ち越し。直後の守備では2死一、三塁のピンチを招くも無失点でリードを守り切った。リーグ史上初の3校による順位決定戦を4位で終えた安藤寧則監督は「よく(1部に)残ってくれた」と選手をねぎらった。

 2点差以上での敗戦で最下位が決定する複雑な状況で9回の守りを迎えた。2点をリードしていたが、仮に満塁弾を浴びれば最下位となってしまう。申告敬遠を続けることで連続押し出しによる1点差でサヨナラ負けすれば残留。普段のリーグ戦とは違う順位決定戦で、異例の選択肢もあった。

 試合後、指揮官は「当然(想定)していた。勝ちきってくれたので良かった。(もう)1人(走者が)出たら、その(申告敬遠を連発する)つもりでいた。これはしょうがない」と複雑な心境を明かした。(柳内 遼平)

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2022年6月4日のニュース