新庄監督 甲子園5日先発の吉田輝星に全力熱投令「元気ハツラツマウンドで躍るように。一球一球ガンガン」

[ 2022年6月4日 18:25 ]

交流戦   日本ハム3―0日本ハム ( 2022年6月4日    甲子園 )

<神・日>試合前、ファンにリストバンドをプレゼントする新庄監督 (撮影・平嶋 理子) 
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 日本ハムは4日、敵地での阪神戦(甲子園)に0―3で敗れ3連敗。打線が散発の5安打と振るわず、今季10度目となる零敗。先発の杉浦稔大投手(30)が5回7安打3失点で5敗目(2勝)を喫した。

 試合後の新庄ビッグボスは「開幕初日から今日まで…一番手足が出なかったですね。面白くなかったね」と前日とは違い悔しさを素直に表現した。相手先発・青柳の投球術を「素晴らしかったね」と脱帽しながら先発の杉浦について、「難しいですねえー。一回ああなると結構点を取られるケースが多いのかな。それは成長させたいという意味もあるけど。代え時っていう気持ちがいるかもしれなかったね。まあね、今年からだから先発は。まだ4、5回?もっとね。球としてはね、今日真っすぐ良かったし1、2、3回までのスライダーはね、当たらないんですよ。ちょっとおかしくなるポイントがちょっとね、まだ分からない。おかしくなるというかね、本人に聞いてみないと」と分析。先発として成長の段階にあるとしつつも、コミュニケーションを取っていきたいと語った。

 甲子園凱旋試合は残り1試合。意地の1勝を目指して5日に先発する吉田輝星について聞かれると「ね!雨?降らない?本人にも話したんだよね。『日曜日雨らしいよ』って。したら『嫌です。晴らしてください』って笑。まあまあ明日晴れるとね」と吉田からのムチャ振りを紹介。そして「(吉田が甲子園で注目を浴びたのは)5年前?4年前?4年前の自分を思い出す、オレは知らないけど。出してもらって、元気ハツラツ、マウンドで躍るように。1回1回全力で、先発ピッチャーだからってゲームをつくろうとかじゃなくて、もう一球一球ガンガン行って疲れたら代わるぐらいの気持ちで投げてもらったらうれしい」とあの夏をほうふつさせる甲子園での熱投を吉田に期待した。

 投げるイニングについては「もちろん勝てる5回は投げてほしいなとは思う。5回良かったら6回。6回良かったら7回はない(笑い)。MAX6回。ノーヒットノーランしてても6回。勝てばね。誰明日?(阪神先発は伊藤将)。先に点取って追いつかれて、また点取って追いつかれてみたいなハラハラドキドキするようなね、試合ができてうちらが勝って終われたら最高。OK?」と完勝ではなく甲子園初戦のようなシーソーゲームの末に勝利することを願うあたりがまた、ビッグボスらしかった。

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