日本新薬、第4代表決定戦進出で2年ぶり本戦王手 西川大地「このまま5連勝で」

[ 2022年6月4日 15:53 ]

都市対抗野球大会近畿地区2次予選 第4代表決定トーナメント5回戦   日本新薬3―2日本製鉄広畑 ( 2022年6月4日    シティ信金スタジアム )

<日本製鉄広畑・日本新薬>タイブレークの末掴んだ勝利を喜ぶ日本新薬・西川(撮影・岸 良祐)
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 日本新薬が延長戦を制し、2年ぶりの本戦出場に王手をかけた。無死一、二塁から始まるタイブレークの延長10回表に、橋本和樹内野手(23)が勝ち越しの中前打。8回途中から救援した西川大地投手(28)は9回に犠飛で同点とされたが、2回1/3を1失点にまとめて逃げ切った。

 「最後は1点差だったので、同点OKのつもりだった。(継投の場面は)早めに注ぎ込んでいくと言われていた」

 立命館大から入社7年目の西川は、今大会は主にリリーフを務めている。昨年は入社してから初めて、自チームでの都市対抗出場を逃し、NTT西日本の補強選手として参加した。加入後の練習で4学年上のベテラン右腕・浜崎浩大が投げ込む姿や、打者陣が強く振り込む様子を見て刺激を受けたという。

 「自分のチームにないものを持って帰ろうと思った。野手陣にも(練習の様子を)伝えたし、自分も勉強になった」

 今大会の初戦は5月23日、相手はくしくもNTT西日本。浜崎に2失点完投を許して敗れ、チームは敗者復活トーナメントに回った。連敗で終わった昨年の悪夢が頭をよぎったが、負ければ敗退の崖っぷちから4連勝し、9日の第4代表決定戦に臨む。ここで敗れても10日の第5代表決定戦に進めるが「このまま5連勝で決めたい」。昨秋の経験を生かし、歓喜の瞬間をマウンドで迎える。

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2022年6月4日のニュース