今春選抜出場の丹生が春季北信越大会初勝利 エース左腕・井上「ピンチで抑えられた」

[ 2022年6月4日 16:50 ]

春季北信越地区高校野球大会1回戦   丹生8―1東京学館新潟(8回コールド) ( 2022年6月4日    敦賀市総合運動公園野球場 )

<東京学館新潟・丹生>好投する丹生のエース井上颯太
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 今春選抜に21世紀枠で出場した丹生(福井3位)が東京学館新潟(新潟1位)を8回コールドで下し、春季北信越大会初勝利を挙げた。先発のエース左腕・井上颯太(2年)が8回3安打1失点で完投した。7回までは1安打無失点投球で「最後は1点を取られましたが、それまではピンチでも抑えられた」と笑顔。打線も毎回の20安打で8得点を奪った。

 井上は今春選抜1回戦の広島商戦で計2回2/3を投げ、13失点の大乱調。「緊張して、力が出せなかった」。敗戦後、春の福井大会では背番号1を譲った。春木竜一監督からは「エースナンバーを背負う者として、責任感を持ってほしい」と厳しい言葉もかけられたが、投球時の足の上げ方を変え、坂道ダッシュでメンタルを鍛えるなど試行錯誤。「変に緊張感を持たず、試合に臨めるようになった」と殻を破った。選抜後初の県外校との公式戦で結果を出し「もう一度、甲子園へ出られるように」と夏へのステップにするつもりだ。

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2022年6月4日のニュース