2年連続の都市対抗出場を狙うミキハウスが惜敗 完投敗戦の高橋康平「落ち込むこともない」

[ 2022年6月4日 21:34 ]

第93回都市対抗野球大会近畿地区2次予選 第2代表決定戦   ミキハウス2-3三菱重工West ( 2022年6月4日    シティ信金スタジアム )

<第93回都市対抗野球近畿地区予選 第2代表決定戦><三菱重工West・ミキハウス>ミキハウスの先発・高橋は9回を投げて3失点だった(撮影・岸 良祐)
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 2年連続の本戦出場を狙うミキハウスは1点に泣いた。先発の高橋康平投手が8回を7安打、132球で完投も実らなかった。

 「僕の中では1回よりも2回(の失点)が。初球の入りで簡単に打たれて、最後まで響いた」

 1―2の2回、安打と犠打などで2死三塁を招き、1番・根来祥汰に初球を中前にはじき返された。初回2死一塁から4番・西岡武蔵に打たれた2ランよりも、追加点となった3点目を悔やんだ。

 「(体の)開きが早い癖が出ていた。ブルペンで調子が良くても、バッターの反応が悪くないことがある。そこに気づけなかったことが、こういう展開になった」

 3回以降は立ち直り、5回2死満塁、7回2死三塁をいずれも三振で切り抜けた時は、普段は見せないガッツポーズも飛び出した。

 陣田匡人監督は「あまり感情を出すピッチャーじゃないが、気持ちが入っていた。そこが勝負どころという(判断)」とねぎらった。

 1日の第1代表決定戦・NTT西日本戦に続く敗戦で、7日の第3代表決定戦・日本生命戦に回る。

 指揮官は「予選で投げるピッチャーはチームの主戦ばかり。課題とか言っている場合ではないが、切り替えて次に臨みたい」と話す。

 高橋も次戦へ前を向く。「そんなに落ち込むこともないかと。自分たちの野球はできているし、食らいついて最後までわからない展開にできた。しっかり切り替えてやるだけです」

 初回の先制スクイズを含む6犠打で走者を次の塁へ進め、相手にプレッシャーをかけ続けた。投手を中心に守りでリズムをつくり、チャンスをものにする――。三度目の正直で、近畿地区代表切符を勝ち取ってみせる。

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2022年6月4日のニュース