巨人、鮮やか逆転勝ち!ロッテ育成出身・佐藤奨に苦しむも1点差勝ち 大勢20セーブ

[ 2022年6月4日 20:21 ]

交流戦   巨人2―1ロッテ ( 2022年6月4日    東京D )

<巨・ロ>7回、適時打を放ちガッツポーズする増田陸 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 巨人は息詰まる投手戦を終盤にひっくり返して逆転勝ち。3連勝で貯金を8に戻した。

 0―1で迎えた7回だった。1死から岡本和が四球を選んで出塁し、ポランコの右翼フェンスを直撃する二塁打で二、三塁。ここで打席に入った増田陸が中前適時打を放って1―1とすると、中山の代打に出た中島の止めたバットに当たった打球が投手をかすめて二ゴロとなる間に勝ち越し点が入り、これが決勝点となった。

 巨人戦初登板となったロッテの育成出身左腕・佐藤奨に苦しめられた。佐藤奨はプロ2年目の今年3月に支配下契約を勝ち取り、プロ4度目のマウンドとなったこの日の試合前まで0勝2敗、防御率2・77。だが、この24歳左腕の術中にまんまとはまった。

 100キロ前後の緩いカーブに苦しみ、130キロ台の直球、120キロ台のカットボールにも凡打を重ねた。0―0で迎えた4回、先頭打者の1番・丸がカットボールに泳ぎながら左前に弾き返してチーム初安打をマークしたが、無得点。0―1で迎えた6回には2死から丸がストレートの四球で出塁し、2番・ウォーカーのチーム2安打目となる左前打でチャンスが広がるはずが、ウォーカーが一、二塁間で挟まれてタッチアウトとなり、反撃ムードがしぼんだ。それでもしぶとく逆転勝ちを収めた。

 先発左腕・メルセデスは8回途中7安打1失点と好投し、4月27日のDeNA戦(横浜)以来38日ぶりとなる今季5勝目(1敗)。失点は5回、エチェバリア、佐藤都に連続二塁打を許して失った1点だけだった。2番手右腕・鍬原も好投し、9回はドラフト1位守護神・大勢が1点差をしのぎ切った。大勢は24試合目の登板で、新人として史上8人目となるシーズン20セーブ目をマークしている。
 

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