また勲章!阪神・佐藤輝 新人史上初オールスター選手間投票選出「すごく驚いています」

[ 2021年7月2日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1ー6ヤクルト ( 2021年7月1日    甲子園 )

         
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 「マイナビオールスターゲーム2021」(7月16日・メットライフドーム、同17日・楽天生命パーク宮城)の選手間投票の結果が1日に発表され、阪神からは佐藤輝明内野手(22)が梅野隆太郎捕手(30)とともに選出された。08年に始まった同投票で新人が選ばれるのは史上初。5日には監督選抜が発表され、出場選手が出そろう。

 佐藤輝は2回先頭で149キロ直球に空振り三振に倒れるなど奥川の前に3打数無安打に終わった。3月28日の初対戦では2打数無安打。再戦でも抑えられ、先月23日の中日戦を最後に7試合連続でアーチから遠ざかった。

 試合前には吉報が届いた。球宴の選手間投票でセ・リーグ外野手部門では広島・鈴木誠に21票差の2位となる353票を集め、先月28日に発表されたファン投票とのダブル選出が発表された。

 「選手の方々から、こうして選んでいただいたというのはすごく驚いていますし、素直にうれしいです」

 14年目を迎える選手間投票では史上初の新人選出。ファン投票が“人気”なら、12球団の756人が参加した選手間投票は“実力”の要素が大きく、並み居る他球団の選手からも認められた。普段はしのぎを削り合うライバルたちから選出された事実は、新人では史上初のセ・リーグ最多得票で選出されたファン投票よりも、レアと言っていいだろう。改めて夢の舞台での豪快アーチを宣言した。

 「ファンの方々が楽しみにされているのはホームランだと思うので、しっかり自分のスイングをして、ホームランを打てるように頑張ります」

 第1、2戦の各試合前に両リーグから4人ずつが出場するホームランダービーの出場への期待も膨らむ。場外弾や1試合3発など、開幕から記録と記憶に残るアーチを描き続けてきた怪物新人。夏の祭典でド派手に暴れ回る前にまずは王手をかけている20号が待ち遠しい。(阪井 日向)

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