東京五輪野球の米国代表に異色の二刀流内野手 アルバレスはソチ五輪ショートトラック銀メダリスト

[ 2021年7月3日 05:19 ]

エディ・アルバレス(AP)
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 東京五輪の野球競技に出場する米国代表のメンバー24選手が2日(日本時間3日)に発表され、異色の経歴を持つ二刀流選手が注目を集めている。

 シーズン40発を含むメジャー通算218本塁打のトッド・フレージャー。メジャー通算108勝で、07年に239三振で奪三振王の左腕スコット・カズミアー。メジャー最多記録の14球団でプレーした107勝右腕エドウィン・ジャクソン。メジャー通算137セーブのデービッド・ロバートソン。そしてDeNAのタイラー・オースティンやソフトバンクのニック・マルティネス、前オリックスのブランドン・ディクソンら。実力ある選手がそろう中で、一際異彩を放つのがマーリンズ傘下マイナー所属のエディ・アルバレス内野手だ。

 アルバレスは夏冬二刀流選手。14年のソチ五輪でスケートのショートトラック選手として5000メートルリレーに出場し、米国チームの一員として銀メダルを獲得した。この時24歳だったが、その後野球に転向。同年6月にホワイトソックスとマイナー契約を結び、19年3月にマーリンズへトレード移籍。昨年8月5日に30歳にして念願のメジャーデビューを果たした。

 マイナー7シーズン通算で599試合に出場し、打率・277、41本塁打、269打点、99盗塁。遊撃を中心に二塁、三塁と内野ならどこでもこなす堅実な守備にも定評がある。

 米NBCスポーツによると、米国出身で夏冬五輪大会に出場するのは11人目となるという。日本では平野歩夢がスケートボード代表に内定し、日本人5人目の夏冬出場と注目されたばかり。大谷翔平も驚きの二刀流メジャー経験者が、金メダルを目指す侍ジャパンの前に立ちはだかるかもしれない。

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2021年7月2日のニュース