阪神大学野球 追手門学院大が連勝で1部残留 小島監督「きょうはどうしても勝ちたかった」

[ 2021年7月2日 17:33 ]

阪神大学野球入替戦 2回戦   追手門学院大6―5姫路独協大 ( 2021年7月2日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

追手門大の小島弘務監督
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 追手門学院大が連勝で1部残留を決めた。

 「きょうはどうしても勝ちたかった。選手たちは優勝を目指したいと言っていたので、今後強くなるためにも、秋も1部リーグでやらなければとは思っていた」

 1990年ドラフト1位で中日に入団し、ロッテにも在籍、15年から指揮を執る小島弘務監督(53)はホッとした表情ながらも、1回戦の10回タイブレーク逆転サヨナラ勝ちに続き、終盤にもつれた試合に今後の課題も感じ取った様子だった。

 試合は、降雨のため正午開始予定から2時間23分遅れで始まった。初回無死一、三塁で3番DH・吉田航(3年)が三遊間を破る先制適時打を放つと打線に火が付き、打者10人攻撃で5安打を集中させ4点を先制。3回には7番・村岡見(3年)の中犠飛で追加点を奪った。さらに7回、吉田の右前適時打でリードを6点に広げた。

 先発した今田有哉(3年)は中1日登板。6月30日に行われた1回戦で延長10回タイブレークを一人で投げ切っていた。6回まで1安打と好投したが、7回に3安打を浴び2失点。8回にも3点を奪われ、1点差に迫られたが、最後まで投げきり1部残留に貢献した。

 主将代行の宮脇陸(3年)は「ここ(入替戦)に合わせてきたわけではないですが、残留を決められたのは良かった」と話した。コロナ禍で今リーグ戦前のオープン戦は1試合も出来ずに臨まなければならないハンディはあったが、最後は苦しみながらも1部の舞台に踏みとどまった。

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