阪神・嶌村本部長 二保は「非常に器用なピッチャー」 トレードの狙い明かす

[ 2021年7月2日 14:01 ]

ソフトバンク・二保
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 阪神・中谷将大外野手(28)とソフトバンク・二保旭投手(31)の交換トレードの成立が2日、両球団から発表された。阪神の嶌村球団本部長が取材に応じ、今回のトレードの狙いを説明した。

 「(二保は)先発と中継ぎ両方できる非常に器用なピッチャーであるということですね。両方できるということで、そのあたりは監督の起用の幅も広がるということです。力の方も30歳かな、投球の幅も広がってきているというところの見立てのピッチャーです。どう起用するかは当然、矢野監督の方に全面的にお任せはしております。うちのピッチャー陣の中においても割っては入れるだけの力量があるという見解にはあります」

 岩崎、スアレスが絶対的な存在感を放つ一方で、「7回の男」が固まっておらず、来週6日から控える今季初の9連戦前に、戦力整備に手を打った形だ。

 中谷は17年に133試合出場で自己最多20本塁打を放った一方で、外国人選手や佐藤輝らの活躍もあって、11年目の今季は1軍出場がなかった。嶌村本部長は「中谷君も最近、率も上がってきて28歳、ちょうど脂が乗り切ってくるぐらいですので、彼のためにも出場機会を目指して。請われていくわけですから当然チャンスはあると思う、そのように考えております。できるだけ、トレードでの活性化は図っていきたいところですので、今回は両チームにとっていいトレードではないかなと、そのように思います」と両選手の出場機会を求める思惑が一致した今回の移籍に、一定の満足感を示した。

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2021年7月2日のニュース