20歳の広島・玉村が2勝目 誠也も祝福「若いのにすごいな、と」 7回1失点で阪神戦初登板で勝利

[ 2021年7月2日 22:02 ]

セ・リーグ   広島7-1阪神 ( 2021年7月2日    マツダ )

<広・神(8)> お立ち台で笑顔の玉村(左)と鈴木誠(撮影・大森 寛明)
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 広島の玉村昇悟投手(20)が、2日の阪神戦で7回を7安打1失点に抑えて、6月18日のDeNA戦以来となる2勝目を挙げた。

 毎回、走者を背負う展開となったが慌てなかった。キレのある直球に加えて、カーブ、チェンジアップで緩急をつけた。大量援護を受けた直後の3回無死二塁では近本、糸原、ロハスを早いカウントで打たせて取るなど、初登板となった阪神打線を手玉に取った。

 お立ち台では「落ち着いて投げることができました」と笑顔で答え、特によかったボールを問われると「真っすぐです」とはにかみながらも話して、場内からは大歓声。「インコースにしっかり投げようと思って、日々練習しているので、そこが出てよかったと思います」と説明した。

 共にお立ち台に立った鈴木誠は、玉村の快投を振られると、「2年目ですかね? そんな若いのに、1軍の舞台で堂々と投げている姿を見ると、すごいなと思います」と、若手の台頭に嬉しそうな表情を浮かべた。

  デビュー後に3連敗したが、これで2連勝。「たくさんのファンの前で勝利を挙げることができてとてもうれしい」と話した玉村は、最後に「暑くなりますが、しっかり体調管理して、野球観戦を楽しんでください」とファンに呼びかけていた。

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