「#ノリはすげぇ」を流行らせたヤクルト・田口のコミュニケーション能力がすげぇ

[ 2021年7月2日 08:30 ]

ヤクルト・田口
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 「#ノリはすげぇ」。ヤクルト・青木が活躍するたびに、ファンがSNSでつぶやく。

 発端は5月26日。青木が日米2500安打を達成したのと同じ試合で、移籍後神宮初勝利を挙げた田口が一緒にお立ち台に上がった。青木の偉業について問われ「僕が評価していいものではないと思いますけれど…(青木)ノリはすげぇ」と沸かせたことで、燕党の間でトレンドワードになった。

 以降、青木がタイムリーを放ったり、守備でファインプレーをしたりするたびに、ツイッターが賑わう。すると、田口は「#ノリはすげぇ」とプリントされたTシャツを自主製作。「勝手に作って選手みんなに配りました」といい、自身のツイッターに同Tシャツを着た青木との2ショット写真も掲載した。「“撮ろうよ!”って言って撮ってくれました。喜んでくれてよかった。ああいうTシャツをいろんな先輩に作りたいと思います」と得意顔で、シリーズ化にも含みを持たせた。

 3月に加入したばかりだが、すっかりスワローズの一員。球団ツイッターでも「生え抜き」と紹介されるほど。チームの雰囲気を明るくするのに一役買っているのは間違いない。練習中に積極的にチームメートに声をかける姿は、当たり前の光景。投手陣の誕生日に田口が「ハッピーバースデー」を歌うのはもはや恒例行事だ。

 わずか数カ月でこんなにもなじめるものなのか。コミュニケーション能力の高さおそるべし。タグチはすごい。ハッシュタグもすごい。「#タグはすげぇ」。(記者コラム・青森 正宣)

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2021年7月2日のニュース