阪神 惨敗で3日にも首位陥落危機 西勇が移籍後ワーストの7失点 打線組み替えも機能せず

[ 2021年7月2日 20:49 ]

セ・リーグ   阪神1-7広島 ( 2021年7月2日    マツダ )

<広・神(8)> 6回無死、ロハスは空振り三振に倒れる(撮影・大森 寛明)
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 阪神は投打にいいところなく完敗。雨で試合中止となった2位・巨人と1・5ゲーム差となった。

 先発の西勇が誤算だった。2回先頭の鈴木誠に左翼場外への先制ソロを浴びると、そこから打者一巡の猛攻を浴びてこの回一挙7失点。通算11勝2敗で、今季も2戦で防御率0・60とほぼ完璧に抑え込んでいた「鯉キラー」が、阪神加入後自己最多失点となる4回7失点での降板となった。

 再昇格のロハスを3番、4番にマルテ、5番に大山と据えた打線も、初対戦の2年目左腕・玉村に苦戦。毎回走者こそ出すもののホームが遠く、7回に近本の犠飛で1点を返すのが精いっぱいだった。

 阪神はこれで43勝27敗(3分け)。仮に3日の広島戦に敗れると、43勝28敗で勝率0・6056となり、3日に巨人が勝利すると40勝26敗10分けで勝率0・6060。巨人が勝率で上回り、阪神は2位に転落する危機に追い込まれた。ゲーム差では阪神が0・5ゲーム差上回る珍現象となる。

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