阪神・矢野監督 打線改造に「先のことも考えながらやったこと」 初対戦の広島・玉村攻略できず

[ 2021年7月2日 21:44 ]

セ・リーグ   阪神1-7広島 ( 2021年7月2日    マツダ )

<広・神(8)> ともにスタメンを外れたサンズ(中)と佐藤輝(右)はベンチで話し込む(撮影・大森 寛明)
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 阪神は、休養目的で佐藤輝、サンズ、中野をスタメンから外し、3番からロハス、マルテ、大山、小野寺と並べた打線は、8安打を放ちながらわずか1得点と沈黙。矢野監督は「(打線を)変えてすぐうまくいけばいいけど。疲れもあるし、これから先のことを考えてもいろんなパターンというか、そういうものも考えながらやったことなんで」と言葉を絞り出した。

 初対決の2年目左腕・玉村に7回7安打1失点と苦杯をなめた。「ちょっと流れ的な部分で行かれてしまったかなというところがあったんでね。タイミングもちょっと手が遅れてくるからというのはあるにしても、今のチームの全体の調子というのもね。そういうところもかみ合わなかったかな」と矢野監督。この日再昇格即スタメン起用し、1打席目に早速中前打を記録したロハスについては「1試合でハッキリわかるというところではないからね。何試合か見てみないと分からないかな」と話すにとどめた。

 シーズン序盤の打線が嘘のように、噛み合わない攻撃が続く現状だ。「急に全員が一気に調子良くなることも、なかなか期待はするけど、できないんでね。1人ずつが何とかちょっとでも調子上がるようにしたいし、逆に言うと、ピッチャーも踏ん張るというか。今までも頑張ってくれているんだけど。両方の兼ね合いがあるから、両方でカバーし合いながらやっていく必要がある」と指揮官は懸命に前を向いた。

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2021年7月2日のニュース