法大の浦和博 弾丸ライナーで神宮初アーチ「点が欲しいところで打てて良かった」

[ 2021年6月1日 11:51 ]

東京六大学野球フレッシュトーナメント   法大4―1立大 ( 2021年6月1日    神宮 )

3回2死一、二塁から右越え3ランを放った法大・浦(撮影・川島 毅洋)
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 右翼フェンス付近に当たったボールが跳ね返り、グラウンドに戻ってきた。

 1―0の3回2死一、二塁。変化球を捉え、ライナーでスタンドまで運んだ法大の4番・浦和博(2年・鳴門)は「打った瞬間は入らないと思ったので全力で走ろうと。点が欲しいところで打てて良かった」と笑顔を見せた。

 高校通算33本塁打を放った左の大砲。フルスイングが持ち味で「ファールでも相手にプレッシャーをかけることを意識している」と豪快な打撃を貫く。一方で、追い込まれれば打撃を変える。6回1死では、左翼線二塁打を放ち「追い込まれていたので引きつけて逆方向という意識だった」と狙い通りに流し打った。

 春先のオープン戦ではAチームのメンバーに入ったが、結果が出ずにリーグ戦のベンチ入りはならなかった。全体練習後には「毎日、納得するまで」バットを振った。スローボールやワンバウンドした球を打つ練習を繰り返し、下半身で打つ感覚をつかんだ。

 「フレッシュ(トーナメント)で結果を出して秋に(ベンチに)入れるように。ここ一番で打つ、チームに貢献できる選手になりたい」と浦。秋はリーグ戦で一発を狙う。(川島 毅洋)

 ◇浦 和博(うら・かずひろ)2001年(平13)5月1日生まれ、徳島県出身の20歳。小3から野球を始め、津田中では徳島東リトルシニアでプレーし3年春に四国大会優勝。鳴門では1年夏からベンチ入りし2年夏、3年夏に甲子園出場。1メートル71、73キロ。左投げ左打ち。

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