中日・山下 支配下登録「持ち味である長打力は発揮できている」2軍チーム最多5発の勝負強さに期待

[ 2021年6月1日 12:44 ]

<中日山下支配下契約会見>支配下契約を勝ち取り、与田監督(左)とガッツポーズで記念撮影する山下(撮影・椎名 航)
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 中日の山下斐紹捕手(28)が1日、球団と支配下契約を結び、バンテリンドームで記者会見を行った。背番号は39に変更。

 ファームでチームトップの5本塁打を放っており「持ち味である長打力は発揮できている。支配下になりたい気持ちで必死にやってきたその結果」と胸を張った。

 10年ドラフト1位でソフトバンクに入団したが、楽天に移籍後、昨年オフに戦力外通告を経験。「戦力外になってドラゴンズに拾っていただいて育成と言うことでしたが、自分はドラフト1で入っている。その逆として支配下を目指す立場として“1から頑張ろう”と与田監督に声をかけていただき、そこから支配下というところです」と喜びに浸った。

 楽天時代、コーチ、選手として同じユニホームを着た与田監督も「打率は低いが勝負強さ、長打力が良いということは、状態もいい。支配下登録して1軍で使いたい」と期待。「勝負強さが山下の持ち味。遺憾なくはっきしてもらいたい」と話した。

 チームは交流戦単独首位と好調。1日からはロッテとの首位攻防戦が始まる。パ・リーグを知る苦労人だけに「捕手として相手打者の特徴を分かっている。自分からも発信するしチーム内で聞いてもらえれば答える。パ・リーグの投手は直球が強い。自分も直球に強いのでそこを出して行けたら」と意気込んだ。

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2021年6月1日のニュース