広島・小園 200万円減の800万円「悔しい1年」 飛躍へヤクルト・山田哲の自主トレ参加へ

[ 2020年12月4日 05:30 ]

契約を終え、来季こそ1軍での活躍を誓った広島・小園
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 広島・小園海斗内野手(20)は3日、廿日市市内の大野寮で交渉し200万円減の推定年俸800万円で契約を更改した。高卒2年目の今季は3試合の出場にとどまり6打数無安打。「悔しい1年。来年取り返したい」と振り返った。

 殻を破るべく、他球団の門をたたく。来年1月に山田哲らヤクルト勢が行う愛媛での合同自主トレに参加することを明かした。少年野球チーム「宝塚リトル」の先輩である山田哲を通じて、主催する川端に直接連絡を入れたという。

 「(山田哲は)右左で違うけど、スイングの軌道だったりを聞いてみたい。野球だけではなくて体も大事。ケア、気持ちの準備から知りたい」

 18年の入団会見で将来の目標に「トリプルスリー」を掲げた。3度達成した先輩に憧れていたのが理由だった。山田哲も高卒2年目までは1、2軍を行き来し3年目の13年に94試合に出場。小園も来季は1軍での結果が求められる。

 「自分から動かないと何も始まらない。待つのではなく、しっかりと聞いていきたい」

 正遊撃手の田中広が残留を表明し、立場は厳しいままだ。「(球団から)広輔さんも残ったので“抜けるように頑張れ”と言われた。絶対に1軍で活躍したい。もちろん遊撃を狙いにいくけど、どこでもいいと思う。まずは、1軍の戦力になりたい」。勇気ある弟子入りに、定位置奪取、そして将来の「トリプルスリー」に向けたヒントが隠されているはずだ。(河合 洋介)

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2020年12月4日のニュース