オリックス・杉本 1400万円で笑顔の更改「打撃面を評価してもらった」 来季“死ぬ気”で定位置獲り

[ 2020年12月4日 11:08 ]

<契約更改・杉本>520万円アップの1400万円で更改し、来季へさらに意欲を語る杉本裕太郎(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(29)が4日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、520万円増の1400万円でサインした(金額は全て推定)。

 「凄く評価してもらって嬉しいです。自分の改善点だった確実性、それを改善できたことで打撃面を評価してもらいました。良いところで打てた部分もあったが、もっと打たないとレギュラーにはなれない。今季はコンパクトに振る意識で本塁打も少なかったので、確実性と、もともと持っているパンチ力を出していきたい」

 5年目の今季は、2軍監督だった中嶋監督が監督代行を務めた際に1軍に昇格。自身最多の41試合に出場し、打率.268、2本塁打、17打点。存在感を発揮したが、10月中旬に「右腓(ひ)腹筋の筋損傷」で離脱した。

 オフは、恒例の広島の施設で山岡らと自主トレを行う予定。「シーズン最後に肉離れをしちゃって、ほぼ完治していますが、再発しないように柔軟性や股関節の可動域を広げたい」と抱負を語った。

 杉本は漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウの宿敵ラオウを敬愛。身長1メートル90、体重102キロと筋骨隆々とした肉体もあって、長打力に加えて「オリックスのラオウ」の愛称で人気。外野レギュラーは吉田正やジョーンズがおり、競争は熾烈(しれつ)だが、来季を見据え、「(今季は)中嶋監督に使ってもらって、そこそこ結果が出せた。中嶋監督に恩返しできるように、死ぬ気でレギュラーを獲りにいく」と意気込んだ。

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2020年12月4日のニュース