日本ハム・宮西 海外FA権行使せず2年総額6億円で残留 宣言残留しない理由にも言及  

[ 2020年12月4日 17:35 ]

会見で質問に答える日本ハム・宮西(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの宮西尚生投手(35)が4日、札幌市内の球団事務所で会見し、保有する海外FA権を行使せずに残留することを表明した。来季から2年契約で出来高払いを含む総額6億円(金額は推定)で球団と合意。「FA権を取った時から言っているが、肘がぶっ壊れるまではファイターズに捧げようという覚悟がある。また新たにその覚悟でやっていきたいと改めて思う」と改めて生涯ファイターズを宣言した。

 今季は入団1年目から13年連続50試合登板、プロ野球史上初の通算350ホールド達成を達成。「衰えはあるよ」と豪快に笑いつつも「このチームには恩がある。またルーキーの時から支えてもらっている裏方さん、投手コーチ、厚沢さんという存在が大きい。栗山監督が就任されてから、自分は何試合投げたかと見返した時に、まあしっかり投げさせてもらいましたので。それはやっぱり感謝しかない。栗山監督だったからこそ、今の数字、またホールドの記録というがあると思っている」と周囲への感謝を口にした。

 また、FA権を行使せずに残留を繰り返す理由についても言及。「これだけ毎回残留するんだったら、宣言残留しろよと思うかもしれないけど」と笑いつつ「本当に年に1回、GMと球団と話す機会はこういう場しかない。自分の立場であれば代理人を立てることも可能ですけも、やっぱりこの1年、総括するためにも、球団の評価を聞くためにも、個人でやるのがベスト。こういうタイミングでできるのはFA権を持っているからというのもある」と説明した。

 2年総額6億円という評価についても「今回もコロナの世界的な不況の中、最高の評価をしていただいた。また、金額とかそういう面ではなく、選手としての評価とか、そういう部分もすごく評価していただいた。感謝しかない。うれしかった」と球団の誠意ある対応に感謝していた。

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2020年12月4日のニュース