オリックスドラ3・来田 契約金で両親に恩返し!実家リフォーム&高級車プレゼント誓う

[ 2020年12月4日 05:30 ]

オリックスのマスコット・ブル、ベル人形を手にガッツポーズを決める明石商・来田(撮影・井垣 忠夫)
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 オリックスからドラフト3位で指名された明石商の来田涼斗外野手(18)が3日、神戸市内で入団交渉し契約金5000万円、年俸500万円(金額は推定)で仮契約し背番号は38に決定。ともに甲子園を沸かせたロッテ2位の中森が実家を新築していることに負けじと、自宅改装と高級国産車のダブル贈呈を明かした。

 「母には家のリフォーム。水回りですよね、洗面所とかお風呂、台所を。父には(健康ダイエットとして)ライザップを…冗談です。クラウンかレクサスを買ってあげたい」

 同期の中森とは1年夏からともに甲子園出場を果たし、2年春夏はいずれも4強入り。2年時の選抜準々決勝・智弁和歌山戦ではサヨナラ本塁打を含む2本塁打するなど高校通算34本塁打を放つなど互いを刺激し高め合ってきた。ただ、プロでは敵となるだけに、早くも対抗心を燃やした形だ。

 神戸市内の実家は築20年ほどのマンション。母・理絵さん(46)は「ぜいたくは言いませんよ。(リフォーム)してくれるだけでありがたいし、うれしいです」と笑顔を見せた。

 もちろん、両親にプロの世界で活躍する姿を見せるのが最大の恩返し。チームは今季、中堅を固定できず、課題の得点力不足は深刻。新人とはいえ、佐野らとのレギュラー争いが見込まれ1年目から期待がかかる。「目標は高く持って。開幕1軍を目指します」と言い切った。(湯澤 涼)

 ○…来田は「母の味」を手土産に今季首位打者に輝いた吉田正に打撃指導を仰ぎたい考えを示した。好物の理絵さん特製カレーを振る舞い、尊敬する同じ左の強打者と“お近づき”になる狙い。「いきなりトレーニングの話から入っても堅いので、好きな食べ物の話から。自分が好きなたまねぎがたくさん入った母のカレーを持って行きたい」。最高のお手本に弟子入りしスターへの道筋を付ける。

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